「犯人を探さないという切り口」スリーデイズ ジュリエッタさんの映画レビュー(感想・評価)
犯人を探さないという切り口
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面白かったかと言えば面白かった。
しかし、共感は到底できなかった。
だって、脱獄映画するより真犯人を探す方がずっと楽だと思う。
百歩譲って子供が居なかったらいいだろう。当事者同士でやるのだから。
逃亡先で怯えながら生活していくのか?
警察に追われて子供が巻き沿いになったらどうするのか?
妻の意見すら聞かずジョンの行動は余りにも自分勝手だったと思う。
結局は全てジョンのエゴなわけだし。
しかしラッセル・クロウが妻を助けたい余りドンドン
やばい計画を進行していくさまは中々鬼気迫るものがあった。
ラッセル・クロウと言えばいまタフガイが多く見られるが
この映画ではごく普通の大学教授でバイオレンスとは全く縁のない男を演じた。
いつものような自信に満ち溢れた感じではなく、神経質な弱々しさありつつも
愛する妻の為に大胆な行動に出てしまう姿は一見の価値ありです。
この映画の面白いところは、単に真犯人を突き止めるのではなく、
無罪の妻を脱獄させるというトンデモアイデアで善悪云々は置いておいて
切り口を変えると中々新しいものが見られるにだなと。
ラストで実は妻がやってたという落ちだったら凄いと思ったんだけど
流石にそこまでやっちゃうとジョンも子供も可哀想か?😅
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