悪魔を見たのレビュー・感想・評価
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国民性を見た?
愛する人を殺された復讐モノというと、古くは「狼よさらば」というのがポンって出るかもしれないけど、実は1作目は加害者には復讐していない。ちょっと前では、ブレイブワンってのがあったが、忘れたわ。
おっと冷たい雨なんとか、っていうのをごく最近みたな。まあそれは置いといて。
カタキをいたぶっては、逃し、追っては捕まえ、いたぶって、また逃し、はなかなか面白い。いたぶられても、チェさんは女を見ると、オラオラになり、イさんにいたぶりの機会を与えちゃうんだから、そこでおきてる出来事は笑えないが、その展開はやはり笑える。
チェさんの変態ぶりは「ケープフィアー」のデニーロみたいな風貌だが、デニーロより先に股間を出す。イさんのやや虚ろな表情もいい。
イさんの職業の特殊性がよく分からんが、まあ大した問題ではないし、のらーりくらーりの警察もまあ、大した問題ではない。
下剤を飲んで、行方をくらます、イさんの義理の家族に手が及ぶあたりも予定調和だが、それは仕方ない。むしろ、逃がしていたぶることをイさんの失態あるいは、正義の意味を考えさせるには当然の流れ。
ラストはやや放りなげた感があるが、それよりもあそこまでの獣に家族愛は果たしてあるのか、こればっかりは小動物なオレには分からん。
というかこれが韓国人ならでは、なのかもしれん。
あ、そのへんは「息もできない」で少しは理解(共感ではない)できるかもしれないな。
ラスト以外は突っ込む突っ込まない、言っても、
「おまえ、彼女を殺されたことあるのかよ?」
と映画から逆に突っ込まれそうな、すごーいズルイ映画。
あ、それと前のレビュアーさんの言ってたことだけど、イさんやチェさんがこの映画にでたのも、彼らの思惑うんぬんでなく、案外韓国芸能のあり方だけの話かもしれないよ~。
これもオレには分からん世界だ。
【”婚約者を虐殺された男の完全なる復讐。”R45+かと思う残虐シーンの数々と、映画の構成がガッチリと出来上がっているために最後まで引き込まれるサイコサスペンス。鑑賞後の切ない余韻が尋常でない作品。】
■婚約者を何者かに惨殺された国家情報院の捜査官キム・スヒョン(イ・ビョンホン)。休職を願い出て、独自に捜査を開始した彼は、ギョンチョル(チェ・ミンシク)という塾のドライバーをしている中年男が犯人であることを突き止める。
彼を襲撃したスヒョンは、何故か逮捕する事無く、GPSカプセルを飲み込ませて立ち去ってしまう。その後もサイコキラーのギョンチョルの悪行を直前で止めて、解き放つ行為を繰り返す。だが、ギョンチョルもそれに対し、対抗していくのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・冒頭、キム・スヒョンの婚約者が命乞いをしながら惨殺されるシーンから、彼女のバラバラ死体が川の中で見つかるシーンは、ウワワワ!である。
”ホラーじゃん!残虐すぎるじゃん!”
今作の監督、キム・ジウンはハリウッドにも進出した人であるが、ホント凄いな。
■今作では、婚約者を惨殺された国家情報院の捜査官キム・スヒョンを演じるイ・ビョンホンが、哀しき獣になって行く様を流石の演技で魅せるが、何と言ってもサイコキラーを演じたコレマタ名優チェ・ミンシクの演技が凄すぎるのである。
サイコサスペンスの名作と言えば「羊たちの沈黙」であるが、あの作品はアンソニー・ホプキンスが演じた天才博士であり、カニバリストでもあるレクター博士の屹立した存在があってこそ成り立っているのは、万民が知っている事だが、今作でサイコキラーのギョンチョルを演じたチェ・ミンシクの狂気性が、この作品のクオリティを際立たせているのは、間違いないのである。
・全編に漂う不穏な空気感と、チェ・ミンシクが次々に毒牙に掛けていく被害者たちの姿。キム・スヒョンが”完全なる復讐”を企てたために、それらの凶事が起きたという設定も、嫌な気分にさせられる一因であろう。
<そして、キム・スヒョンが捕らえたチェ・ミンシクに仕掛けた”完全なる復讐”の物凄い細工。だが、復讐が終わってもキム・スヒョンに笑顔はないのである。
今作は、R45+かと思う残虐シーンの数々と、映画の構成がガッチリと出来上がっているために最後まで引き込まれるサイコサスペンスであり、鑑賞後の切ない余韻が尋常でない作品なのである。
これが、キム・ジウン監督のオリジナル脚本なのだから、韓国映画の底知れぬ力に、参りましたの作品でもあるのである。>
復讐の先には?
あなたは、最愛の人が犯され苦しみながら体をバラバラにされ捨てられたらどうしますか!?
復讐に勝る恐怖はない
復讐は復讐しか生まない
復讐によって得るものはなにも無い・・・
最愛の婚約者を、悪魔としか言いようが無い鬼畜犯人ギョンチョルに殺された、スヒョンは壮絶なる復讐の物語。犯人を痛めつけては解放し、また痛めつけては解放。そう、婚約者が味わった苦しみ以上の苦しみを味あわせるため。エリートが、鬼に代わった瞬間である。
しかし悲しいかな、どんなに痛めつけても、復讐は結局は自分に跳ね返ってきてしまうのよね。復讐劇は、完全に犯人の勝利・・・。全てを失ったスヒョンは、どんな気持ちだったのだろうか・・・。この後、どんなにギョンチョルを痛めつけようが、自分の愚かな復讐のため失ったものはあまりにも大きすぎた・・・。う~ん、悲しすぎる・・・
最後にスヒョンが選んだ、犯人に下す最後の裁きは余りにもむなしすぎる・・・。
なぜギョンチョルの家族に殺させることを選んだのか。この選択は正直私には理解に苦しみました。だったら、瀕死になるまで痛めつけて地獄のような苦痛を味合わせて殺した方がよっぽど、ギョンチョルは辛かったかもしれない。この結末で苦しむのは、ギョンチョルの家族・・・。また復讐しか生まれないのかもしれない・・・。スヒョンにとっては、何一つ心を晴らすことが出来なかったのではないでしょうか?ラストの涙は後悔の念でいっぱいだったでしょう。
いや~、ものすんごい映画だわと感じた。
俳優陣ときたら、イ・ビョンホンが出演ときますし!彼見たさでこの映画を見てしまったら、びっくり仰天腰抜かしまくりでしょう。『オールド・ボーイ』でも有名なチェ・ミンシクの相変わらずの見事な奇才っぷりには驚きの連続。演技でここまで悪魔になれるものでしょうか!?
ラストまで衝撃を受けまくりで、休むことなくノンストップで見入ってしまいました。簡単にはお勧め出来るような内容では無いですが、観る価値ある玄人好みな映画でしょう。
徹底した残忍が哀しい
鑑賞動機:あらすじ7割、チェ・ミンシク3割
ハンマーを振りかざすのは、『オールドボーイ』を意識したのかもしれないけど、振り切った悪人演技で、さすがのミンシク。途中どちらが悪魔かとチラリと思ったが。
やっぱり声かけてくる知らない人は、命か金か尊厳を奪おうとしていると思うしかないのか。
復讐相手をキャッチ&リリースする新しいタイプの復讐劇
復讐相手をキャッチ&リリースする新しいタイプの復讐劇。ギョンチョルが懲りずに何度も犯行に及ぶのは胸糞。根っからの極悪人なのでスヒョンに早く処理して欲しかった。
最後までスヒョンに怯まず抵抗してきたのは潔い。彼に感情移入は全く出来なかったが、ヒール役としてはかなりインパクトある。ギョンチョルが何故歪んだ性格になったのか興味ある。女性に対して異常な執着があることは分かった。
最後家族にギョンチョルを殺させるのは斬新なアイデアで面白い。でも家族からしたら最悪だよね。ドア開けたら生首転がってくるんだから...トラウマになるだろうなぁ。
復讐ものってスッキリ終わることが多いんだけど、今作はスヒョンの失ったものが多く重くて苦しい余韻が残る...。
恋人、義父、義妹、全てを失ったスヒョンの絶望が最後1人で泣きながら歩くカットから伝わってくる。復讐したら復讐され返される危険もある、復讐することのデメリットを描いた映画は珍しい。ただ復讐相手を殺してハッピーエンドみたいな映画よりも、この手のタイプの方が好きかも。
復讐は泪と共に・・・
「悪魔を見た」
「一体誰が悪魔なのか?」
「こんな映画見て喜んでいるあんただよ!」 自問自答の末、自己嫌悪に落ち込むオヤジです。
だって、しょうがないでしょ!エログロ大好きな自分にとっては、まさにこの映画、超ド真ん中のドストライク。
もう~~、生々しい!ヘタなスプラッター顔負けのどぎつい場面の連続です。
特に女性にはきついと思います。イ・ビョンホンの甘いマスクのかっこよさだけを求めている人には、苦痛にしか感じられないかもしれません。 確かにカッコイイですよ、イ・ビョンホンは。めちゃくちゃ強いし、ピンチに陥った女性を助けたりしますから。でもね・・・。
相手役がチェ・ミンシクですから。見るからに悪そうなあの人が本物の悪になりきってます。悪に対抗するには、甘いマスクじゃいられない・・・。そんな感じかな。
【ここからは、一応ネタばれで・・・。ラストにも触れますので要注意】
もう~、半端などぎつさじゃないんです。殴る蹴るの暴行はもちろん、骨折り・釘さし・首チョンパ! まず、オープニングからしてビックリです。
スヒョン(イ・ビョンホン)とジュヨン(オ・サナ)の甘~い会話がギョンチョル(チェ・ミンシク)の登場で一変します。それこそ、殴る殴る・・・。
そして、白い雪に描かれた赤い道。 これで終わりかと思ったら、ビニールに包まれたジュヨン・・・(韓国の女優って脱ぎっぷりもいいんです。驚きました、あんなに綺麗な人なのに)。
惨殺シーンの始まりです。 「助けてください。子供がいるんです・・・」容赦なく振り下ろされる大包丁(?)。切り刻む様子がしばらく続き、転がり落ちる指輪・・・。
もう~、最初っから釘付けでした。この後の死体発見場面もまた強烈。川底で振り返る生首。ドジな鑑識員(?)が転ぶんです。転がり落ちる生首とそれに群がる報道記者。どんな国なんだ、ここは!正直あきれました。 あんなとこみれば、スヒョンが復讐の鬼に変わる気持ちもわかります。
そして、スヒョンの変貌ぶり!容疑者に対して容赦なしです。自慰に耽っていたヤツへの急所攻撃!痛みが伝わって来ました・・・。 ギョンチョルに対しても、容赦なし。まさにこれからって時に邪魔にはいる。思いっきり傷つけて、また放置する・・・。
何度か、この繰り返しがあって、ギョンチョルが逃げ込んだ先がまた驚きです。同じ趣味を持った殺人鬼どうし・・・?(おいおい、この国はこんな横のつながりまであるのかよ!)
こいつもまた憎たらしい、いかにもの悪人面した変態でしたが、さっそうと登場したスヒョンにコテンパンにぶちのめされます。 甘いマスクのせいもあるでしょうが、スヒョンの報復は残虐であってもなぜかスッキリとした感じがしました。ジュヨンの悲惨さを目の当たりにして気分はすっかりスヒョンに肩入れしてたんです。
でも、この後からギョンチョルの仕返しが始まります。(あのウ○コのシーンも衝撃でしたが・・・) ジュヨンの家族が襲われました。個人的には妹のセヨン(キム・ユンソ)の惨殺シーンも見たかった気がするんですが、ここはあっさりでしたね~。
そして、ラスト・・・ 泣きながら歩くスヒョンは何を思っていたんだろう?
自らの子供の目前で、親の手によって最期を迎えたギョンチョルへの復讐の達成感?
復讐は終わったが、ジュヨンは帰らない・・・それどころか、彼女の家族まで傷つけてしまった。
そして、ギョンチョルの家族まで巻き込み、彼らの心にも大きな傷を与えてしまったことへの後悔? 関わった人すべてが不幸に陥ってしまった。
復讐するということのむなしさ?
すべてが終わった・・・。
でも自分に残されたものは何もない・・・。
15年近く前の作品で、うろ覚えのところもあり、新たな気持ちで見れた気がします。
とは言え、こんなに後味の悪い作品だったかな。「セブン」や「ミスト」に迫る不快さでした。
悪役の効能
復讐の話なんだけど
3.48おもろいけど胸糞なので二度と見たくはない。
面白いけど、胸糞。映画としてはかなり面白かったと思う。早々に犯人を見つけてから、何度もいたぶる展開は斬新かつ爽快だったが、いかんせんグロいし、性犯罪をしまくりながら犯人が逃げていくので、どこまで行っても好きになれない映画だった。
また途中でいくつかの犯罪者も出てくるところも面白かった。それをイ・ビョンホンがこれでもかと痛めつけるのだが、全部性犯罪者なので、胸糞悪い感じはこびりついていく感じ。どの犯罪者もキャラが立っていてよかったが。。
最後の最後で、妹がインターホン鳴らし始めたときは、監督正気ですか?って思いました。結末もこれ息子にリベンジされるやつやんって思って、どこまで行ってもスカッとしない感じ。
ホントの悪魔はやはり感情がどこか壊れた人のことなんだろうなと思いました。
これイ・ビョンホンじゃなかったら、もっと華やかさなかったのだろうなと思うと、怖いですね。
これって犯人への罰になるか???
犯人への復讐が終わった瞬間、犯人の家族のことがかわいそうになった。特に子供。親だって悪いことはしてないよね??自分の家族に殺されたことが犯人への罰になるとすれば、犯人には家族への愛情があったことになる。
しかも犯人はギロチンで苦しみは一瞬。主人公の恋人なんて生きたまま腕を切断されたのではなかったか?それに比べれば、って気がする。
あと、犯人の家族背景が甘い気がする。両親、子供と同居?両親から虐待されてたとか、そういう背景なしに突然変異的にあのモンスターが生まれたのだろうか?妻がいないのはあのモンスターから逃げたと理解できるが、モンスターの子供はこのことがトラウマとなり、将来モンスター二世になりそうな。
見始めてしばらくしてみる気が失せていったん中断したけど、評価がそこそこいいので見続けいたら、だんだん途中からモンスターが身体を傷つけられながらもあまりにも元気(?)なので笑ってしまっていた。ほかのレビューにもあったが、この怪演こそが映画の高評価につながっていると思えた(悪役がいいほど見ごたえが出る典型)。斧や包丁などを見せて恐怖を想像させて、実際の切断場面などを見せない演出も良かった。犯人への肉体への攻撃は直接観客に見せて痛さを実感(?)させるところはあったね。
エグいしグロいけど目が離せない
面白かった
イ・ビョンホンがひたすらカッコいい。電話越しのラブソングから一変、無表情で颯爽と現れ、犯人をボコって帰っていく。
お腹の中のカプセルってあんな風にはっきり聞こえるの?
イ・ビョンホン早く来てー!駆けつけるのちょっと遅くない?
泳がせるより拉致したほうが被害者が出ないんじゃない?
…なんてことは一切気にせず、安心安全な部屋の中で、ドキドキしながら恐怖を味わうのがスプラッター映画の醍醐味。
念入りでリアルなスプラッター。
臭ってきそうなグロ。
ポルノ映画のようなエロさ。
ところどころに散りばめられたナンセンス。
そして、純愛と復讐を背骨に、“独りよがりな欲望に従って行動する姿こそ「悪魔」である”と語っていた。
いつしか鑑賞者も悪魔の共犯となり、私も「ついでにチェ・ミンシクのアソコを潰して!」と思った。
キャラクターが強烈。こういう人間のクズをどうやって反省させられるのだろうか?
これだけの極悪キャラは中々いないのでは?こういう輩はどうやって反省させることができるのだろう?と考えていたがこういう手があったとは。少々長過ぎるような気もするが、よく出来たサスペンス。
これぞR18+指定👍
いやぁ韓国お家芸のオンパレード🪓🔪🔨
最高にクズでサイコパスのギョンチョル(チェ・ミンシク)にゾワッとしつつ、狂気の魅力に惹かれる😆
あたおか👉🤪👈かもしれませんが
きっと魅力あるのよ、うん、そう。
いま読んでる#殺戮にいたる病 の稔を彷彿とさせる。
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チェ・ミンシクの恐ろしさはもうお墨付き
このサイコパスに対抗するスヒョン(イ・ビョンホン)が
ただかっこいいだけの、正義の鉄拳✋👊を下す。
そんなヒーローのような扱いをされるかと思っていたら…
ギョンチョルを上回る復讐の鬼と化す👹
ただ、その残虐極まりない行為にも刹那さが漂っていて
ラストシーンはもうダダ泣き😭
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#女神の継承 もR18+ だったけど
個人的には「なんで😀❓」と思うくらいだったのに反し、本作のR18+ こそ正真正銘の「R指定作品」
ここまでやれば満足なのか。
悪魔を退治する復習の鬼👹
イ・ビョンホンが復習の鬼になった。
いや〜まさに韓国映画!グロさ、残忍さMAX。堪能できました。久しぶりにこんな残虐なシーンを観たような。
それにしてもこの犯人、悪魔ですよ。欲望のままに殺し方も酷いし、処理も酷い。それになんの躊躇もなく殺してしまう。軍人、あんなに大勢を1人で殺したのか?いったい何人殺しているんだろう。山荘に行って、この男女も殺されるのか〜と思ったらなんと同類。元仲間。この男がまた悪魔。とんでもない奴ら。
もう、思わずビョンホンを応援している、こんな奴、何人でも殺し続けるから復讐を果たしてしまえ!殺してしまえ!と。でもそりゃあ、奥さんをあんな残酷に殺されたら、すぐには殺したくないのもわかる。じっくりジワジワと苦しめたい。その気持ちはわかるが、でもそのせいで義理の父と義理の妹が巻き添えになってしまった。その辺りは気の毒。
残酷なイ・ビョンホンもやはり良いですね。そして韓国ノワールはやはり面白い‼️
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