「何もかもチープになった「ID4」」スカイライン 征服 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
何もかもチープになった「ID4」
冒頭の青い光の怪奇現象は「Xーファイル」のよう。
序盤の登場人物たちの馬鹿騒ぎと確執ある関係は「クローバーフィールド」のよう。
「ID4」のような巨大宇宙船が現れ、「宇宙戦争」のような生命体風宇宙船が人類を襲う。「クローバーフィールド」のような巨大怪物も登場。
ドキュメンタリータッチのサバイバル劇は「第9地区」か「世界侵略:ロサンゼルス決戦」のよう。
SFオタクが様々なSF映画にオマージュを捧げて作った侵略SF映画。
頑張って新味を出そうとしているが、どうも繋ぎ合わせの感は否めない。
チープなB級臭もぷんぷん漂う。
90年代以降のCG時代の侵略SF映画の真打ちは「ID4」だと思っている自分にとっては、不満が多すぎる出来。
でも日本で似たような映画を作ったら、技術面と合わせてもっと悲惨な事になるだろう。
それにしても…何なの、あの、中途半端な終わり方?
続編あるの?
だとしたら、凄い度胸だ。
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