「征服はまずまず」スカイライン 征服 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
征服はまずまず
宇宙人侵略物語の1作目。
地球征服までの3日間の物語と謳っているけど、実質2日間。それにしても、3日間にしては内容が濃過ぎる(笑)。
1作目はあんまりで、その続編はB級ながら面白いという前評判だったので、まずはその1作目を観てみました。
1作目でもそこそこ面白かった。
低予算にしては本気のCG、風景も美しくて見飽きない。
ラストの展開も嫌いじゃない。
ただ、序盤のややこしい男女関係にはあんまり物語への必要性を感じないし、ダラダラとしていて少し退屈だった。
そんな日常が壊されるという意味では、必要なのかな?
宇宙人は想像よりもメカニックで、あまり生物らしさを感じなかったが、1人の人間への執着が強くてちょっと愛着が湧く(というのは嘘)。
ツッコミどころも多く、宇宙船から放たれる光に魅せられて吸い寄せられるのは、なんかシュールで笑ってしまった。
途中で登場する戦闘機はガチでカッコいい!
くたばれバケモン兄貴もカッコいい!
と思ってたのだけれども…
1番この作品の嫌で許せない点が、戦時中の特攻風刺的な描写。
壁の絵に特攻兵らしき人物と「神風」の文字。
戦闘機の宇宙船に突っ込む描写も特攻隊を連想させるし、くたばれバケモン兄貴の自爆攻撃もそれっぽいし。
確かどこかの自爆ドローンにも神風とか名前ついていた気がする。
特攻を小馬鹿にしたような描写は本当に辞めて欲しい。
これが無ければもう少し評価上げたのに…
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