「深い映画というのはこういう映画のことを言う」髪結いの亭主 suckさんの映画レビュー(感想・評価)
深い映画というのはこういう映画のことを言う
最初見たときはなんだか訳が解からなかった。
次にネット配信されたのを見たらなんだか奇妙なセンスの中に人間の真理が表現されているようでとても興味深く観れた。
しかし結末の意味はやっぱり解からなかった。
そういう雰囲気を楽しむ映画なのか?とも思った。
とあるネット上の質問サイトでこの結末のことを取り上げていた。
それを読んで、もやもやがいっきに解消した。
と同時に、とてつもない悲しい映画なんだということがわかった。
いや~そのときの衝撃ったらなかった^^;
味のある映画というのはこういう映画のことを言うのだなあと思う。
フランス映画が意味が解からないから良いなどとほざいている、にわか映画評論家もどきの知ったかぶり馬鹿には死んでも理解できない世界だろう。
まあそういうやつは直ちに死んでもらっても別にかまわないが。
自分も理解できなかったクチだが、少なくとも理解したフリしてうぬぼれてはいなかった。
このような抽象的な映画から、真の主題を見抜く力というのは、おそらく人間の厚みというか、その人の人生経験の質の問題のような気がする。これを見抜ける人って、やっぱり人間ができてるんだろうなあ。自分も全然及ばない。
こんなことって、現実の日常でも起こってるのかもしれないなあ、と私の短い人生を振り返っても思う。
正直、自分は何度も観ようと思わないが、恋をしたことがある人なら、いちどは観ておいて損はない映画。
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