劇場公開日 2011年1月29日

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「高齢化社会だし、これからはオヤジの時代だと思いました。」RED レッド Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0高齢化社会だし、これからはオヤジの時代だと思いました。

2013年3月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

自分がオヤジだからかもしれないけど、オヤジが出てくる映画は好きです。

オヤジには、哀愁と、笑いがあって、いいと思います。(おばさんには、ないと思う。)

どことなく悲しい感じで、感動させやすいし、なんとなく笑える。

「カイジ」だって、石田のオッサンがいなければ、ストーリーが成り立たないし、別にどうってことない映画だったと思う。

「グラントリノ」や「レスラー」も、オヤジがいなければそもそも映画にならないし、感動できません。

オヤジについて、哀愁と笑いの2本の柱があるとすれば、この映画は笑いの方に走ってます。

その辺は名優揃いなので、アドリブなのかどうかしらないけど、セリフにセンスがあり、かなり笑わしてもらいました。

それよりおもしろかったのは、他の出演者です。

名優ばっかり起用して、お金がなくなってしまったのかもしれないけど、他の出演者が微妙に笑えた。

中でも、ジョン・マルコビッチに、ミサイルをぶっ放す、おばさんが最高でした。

CIAのスパイにはとても見えないし、役者さんにさえ見えない、その辺のおばさんを連れてきてやらせているような感じで、名優とのギャップが笑えました。

CIA内部で、えらぶっている女性(別の人)も同様におもしろかった。

女性と言えば、ヘレン・ミレンもよかった。

オヤジではないけど、すごくかっこよくて、惚れてしまいそうだった。

もしかしたら、主演でもよかったのでは?

それから、隠し味として、「ポセイドン・アドベンチャー」とかに出ている、アーネスト・ボーグナインとか「ジョーズ」などに出ていた、リチャード・ドレイファスなんかも出てました。

個人的には、音楽の中で、格闘シーンで使われていた、エアロ・スミス(ヤマトの主題歌などを歌っているスティーブン・タイラーのバンド)の「バック・イン・ザ・サドル」が懐かしくてよかった。

「エクスペンダブルス」なんかと比べると、強烈な主張と、肉弾アクションがない分、おもしろさはやや落ちるけど、その分、笑いと隠し味があり、よかったです。

Push6700