「名もなき志士たちの革命」孫文の義士団 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
名もなき志士たちの革命
辛亥革命前夜。孫文の帰国を妨害しようとする清朝と、彼を守ろうとする革命家達の死闘を描く物語。
史実をモチーフにした話のようですね。エンドロールで登場人物のプロフィールが流されますが、何処迄本当のことなのか、興味深く感じます。
ドニー・イェンが出演することでカンフー映画のジャンルかと想像しましたが、寧ろ歴史物に振った作品のようです。日本でいえば、新選組と志士達の剣闘を描いた作品といった趣きです。
歴史に名を残す人たちは殆ど登場しませんが、彼らを盛り上げ、彼等の命を受けた名もなき人たちの死闘は、無惨でもの悲しく感じます。
ただ、それだけに、カンフーアクション・ワイヤーアクションに全振りしたクライマックスは、寧ろ戸惑いを感じてしまいます。
もう少し抑えた方が、映画としての完成度は上がったように思いますが、ドニー・イェンを出演させたことの功罪のようにも感じました。
私的評価は普通にしました。
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