「本もいい!ドラマもいい!!映画は、もっといい!!!」八日目の蝉 septakaさんの映画レビュー(感想・評価)
本もいい!ドラマもいい!!映画は、もっといい!!!
2回今作を鑑賞して、
ようやく感情が落ち着いてきました。
1回目は、それほどまでに感情を揺さぶられてしまい、
感動なんて言葉では言い表せない、他人から見れば、
錯乱状態と言ってもいいかもしれないほど、自分の、
あらゆる感覚をコントロールできなくなっていました。
その証拠、1回目は
GW前半の鑑賞でしたので、
翌朝別の作品を見た出来事。
予告編は、なんともなかったのですが、
劇場が暗くなり、本編を前に、なんともいえぬ
静寂が訪れた時、本編が始まる前の真っ暗なスクリーンに、
今作の映像と音楽が映っているように見えて、思わず落涙。
当然、その作品には、集中しきれませんでした(苦笑)
◇ ◇
原作:クライマックス、通勤車中で感涙
NHKドラマ:檀れいさんの「薫」の声が、
今もなお脳裏に焼きつく。毎週、号泣。
ちなみに私の愛読雑誌では、このドラマを
2010年ベストドラマに選出しています。
そして、今作の順番を辿って、ここまで来ました。
短い予告編だけで、涙を必死にこらえてしまう。
ときには、あとで、始まる本編以上に感動していたことも。
そんなハイテンションの中、
1回目は誰も視界に入れたくなかったので、前方で、
2回目は全体を見たかったので、劇場のど真ん中で鑑賞しました。
★彡 ★彡
1回目:予告編でも使われた終盤港の俯瞰ショットは芸術品だな
2回目:あのセリフ、1ヶ所だけだったんだ。
前振りは自転車の乗り方だけじゃなくて、うつ伏せ寝もそうだったんだ
※作品全体については、皆様が書かれていらっしゃいますので、
もしかすると、若干、個人的(ディープ)な方向に向かうかもしれません
1回目。
作品のカギを握ると注目していたのは、
小池栄子さんと、森口瑤子さんのお二人でした。
井上真央さん自体が能弁な設定ではありませんので、
そのお二人が、井上真央さん演じる恵理菜さんの感情を
近しい者のセリフで、観客にわかるように浮き彫りにできるかが
重要なポイントになると見ていたのです。
結果は、スタンディングオベーションものですね。
小池栄子さんは、図々しさと気弱さといった相反した
役柄だったのですが、恵理菜の感情を浮きだたせるだけでなく、
二人が幼少のころにいた某ホームの異常性と、そこにいたが故の
悲哀も浮きだたせてくれていました。他にも、あるのですが字数が(苦笑)
森口瑤子さんは、恵理菜くらいの年齢の母親には
ちょっと若すぎるかも、と懸念もしていたのですが、逆に大成功。
恵理菜が、森口瑤子さんにあることを告げるシーンが、
井上真央さんのクランクイン後、初シーンだったのですが、
そんなこと、指摘されるまで、気がつかないほど、井上真央さんの
演技を陰陽の対になって立体感を与えています。ちなみに、私は、
このシーン、井上真央さんの仕草が、一瞬マリア像のある姿の重なりました。
◇ ◇
2回目。
自然に、1回目で気になったことや、
細部を、じっくり見ていくこととなりました。
動きの前振り。
1回目に気がついたのは、
自転車の乗り方と夜空の星の見上げ方の2点だけ。
血は繋がっていなくても
母子の癖は似るんだ、と、
周りが静かな中、一人号泣してました。
今回、気がついたのは、
冒頭にも書いたうつ伏せ寝。
1回目は、そのあとにくるシーンの
井上真央さんの色気のなさと寝方に疑問が
あったのですが、個人が持つ寝方の癖とわかるような前振りがありました。
2回目、確認したかったのはあと2点。
・幻聴でなければ1回だけ成人の井上さんに薫と呼びかけている
・井上さんが方言を使うタイミング、回数、表情
上は、幻聴のような、幻聴でないような結果でした。
きっと、感情が昂ぶりすぎて冷静さを欠いていたんでしょう。
下は、もっと使っているかと思っていたのですが、1回だけでした。
それが、記憶を取り戻す、中押しのシーンになっていました。そのあとは、
一切、方言は使いません。それが、無意識でふと出てしまったことを表す
人間の特性になっています。ここは、仮に外国で字幕で表示された場合は、
表現仕切れないと思いますので、関係者の皆様、工夫をしてもらいたいです。
★彡 ★彡
1回目も2回目も涙が止まらなかったのは、エンドロール中。
恵理菜が伝えたいことが、
中島美嘉さんの歌詞につまっています。
“あなたに名前を呼んでほしくて
はじめて声をあげ泣いたよ“
ここなんて、フレーズを聞いた、
こっちこそ、涙涙でございます。
5点以上なのですが、
5点が上限なので、5点にします(大満足)
こんばんは☆彡
見た順番、私の真逆ですね^^
本→ドラマ→映画の順番で見ました。
私も同感で、原作にない続きの話が、
あまりにもよく、さらにそこから続く、
エンドロールの映像と中島美嘉の歌詞が最高で、
「原作超えちゃったな」と確信しました。
いまだに、中島美嘉の歌を聴くとウルウルしちゃいます^^;
ドラマ(DVD)も観ました!
原作も読みました!
私の場合は、映画⇒ドラマ⇒原作の順番で楽しみました。
どれも好きなのですが、一番好きなのは映画。
原作を超えたと思った映画は少ないですよね。
僕のすきな「スラムドック$ミリオネア」も原作のほうが
実は好きですし。。。
この作品に会えて本当に幸せです。
(ちょっと大げさ???)
ブログだけでなく、
こちらでもコメントをありがとうございます。
NHKのドラマ版もおススメです。
DVDレンタルされているようですので、
もしよろしければ、ご覧ください^^
同感です。
本当に素敵な映画でしたね。
先日、『アカデミー賞受賞おめでとう』の再上映を知り映画館に走りました。
やっぱり大画面で観ますと迫力あってよかったです。
何回観ても涙は止まりませんでした(^^)