「(涙)」八日目の蝉 一味さんの映画レビュー(感想・評価)
(涙)
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一度レンタルが開始されたばかりの頃に見たことはあったのですが、その時はよく分からずあまり記憶にも残っておらず…
再度観たいなと思い鑑賞させて頂きました。
いや〜
2回目、観て本当に良かった。
まぁまぁ年齢を取らないと理解出来ないかもしれないです。
今の私の環境や年齢的にとても刺さりました。
不倫するからこうなったとか
誘拐はそもそもダメだろとか
保険証は?病院行かなかったの?
子供のうちに接種しなきゃならないワクチンとかあるんですけど〜…とか
ツッコミどころは探せばいくらでもありますけどこの映画の本質はそこではないと思います。
出てくる誰かしらにある程度共感出来る内容かと思います。
不倫を肯定する訳ではないですが、
ヒステリック持ちの妻がいれば(ヒス持ちは予想ですが)家に帰りたくなくてつい不倫してしまうのかなとか
不倫相手に嫌がらせ、自分が妊娠中だと尚ヒステリックになじりたくなるのかなとか
実情は分からなくても自分が欲しくても叶わなかった(今回は子供)ことへ執着してしまうのかなとか。
忘れ去られがちでしょうが、小池栄子さん演じる千草の男性恐怖症のくだりも泣けました…
本当の家族って、母って、愛って?
最終的に家族仲直り元通り、とかのハッピーエンドではないですがそこがまた良いです。
どんなに欲しくても与えられなかった"家族"や"幸せ"を自ら自分なりに作ろうと前に進む主人公の姿に心が打たれました。
ps.『その子はまだご飯を食べていません』ってセリフ、凄く刺さりました。
あの場であのセリフを入れるセンスが大好きです。
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