「言葉では言い表せない様々な感情を揺さぶられる」八日目の蝉 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)
言葉では言い表せない様々な感情を揺さぶられる
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育ての親は自分を誘拐した犯人というインパクトある設定で、かなり重い話だろうなと思ってたけど、
考えてた以上に色んな感情を揺さぶられる名作でした。
浮気相手の子供をおろしたら、子供が産めない体になって、浮気相手の子供を誘拐するという、なんとなく同情の余地あるのだけど、誘拐は絶対に間違ってるので褒められはしない。
でも、親と子との関係性ってそういうことを度外しにしても、どこかであるんだなぁと思えてくるし、子供の頃の記憶ってやっぱり残ってるよね。
この時期に過ごしたことは本当に大事。そういう意味でも子供の誘拐は悪なんだけど、
一人の人間としての生の感情が伝わってきて、
最終的には涙腺崩壊
ラストシーンで井上真央さんが泣き崩れるシーンで僕も泣き崩れました。井上真央さんや小池栄子さんもそうですが、永作博美さんの母親役が本当にすごい名演ですね。
彼女の気持ちが痛いほどよく伝わってきて、また辛いです。
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