「設定にケチつけるのもどうかと思うけど」八日目の蝉 いもりりさんの映画レビュー(感想・評価)
設定にケチつけるのもどうかと思うけど
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誘拐犯に育てられた子が健やかに育つ環境は、今の日本にはない。
病院にも行けない。義務教育も受けられない。心の傷も負うだろう。
そういう子が将来幸せになれる確率はほとんどないと言っていいだろう。
そしてそういう未来は容易に想像できるので、子を本当に想うなら
誘拐して育てるという選択肢は絶対と言っていいレベルでありえない。
つまり、どれだけ理屈をこねようが、子を愛しているから誘拐した、
というのは矛盾していて、親側の身勝手なエゴ以外の何物でもなく、
最後まで観てもそこを覆すような説得力はなかった。
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