ブラック・スワンのレビュー・感想・評価
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謎めいた映画でした。
演劇界に渦巻く女の嫉妬、コーチからの肉体関係の要求、など「大変な世界だな〜」と思って見ていたら、そんな心配はどこへやらのホラー要素満点の映画でした。
おそらく、主人公ニナが主演を任せられたことからやってくる数々のプレッシャーを、インパクトをつけるためにホラー仕立てにしたのだと思いますが、これでは単なる統合失調症ではないかと。妄想癖があるというなら主人公の言動に全てのつじつまが合う。
あと、背中の傷は結局何だったの!?
元々はスターウォーズを見てて「ナタリーポートマンがかわいい〜!」と思ってこの作品を観たので、彼女のパンツ姿が見れてラッキーでした。ちょいちょいエロいシーンがあっていい。
ただ、ナタリーのオナニーシーンを見てしまったのは、嬉しいような嬉しいような(?)って気持ちです。ハリウッドスターはこんなこともやらなくちゃいけないから大変だな、っと思いました。
グロい
完璧でした
怖いけどきれい
怖い怖いと聞いていてずっと観るのを躊躇っていた作品。確かに怖かったけれど観て良かった!
人間の追い込まれていく様子が生々しく描かれていて、プレッシャーによる幻覚とか母と娘の関係とかゾッとする要素がたくさん。黒鳥になった時の演出に感動した。そして自分に突き刺さった鏡の破片に気付いた時の涙に何故かもらい泣きをしてしまった。共感するような場面でもないのに…とにかく自分を追い込み過ぎた主人公が可哀想になったのだと思う。
ナタリー・ポートマンが本当にきれい。これだけでもう観る価値ありだなと感じた。
戦慄っっ!!!!!!
何度 体感しても同じく強烈!!!!
(言うても まだ2回目やけど/笑)
羨ましきわ、挑発、格式、芸術、葛藤、快楽、個人、恐怖、美、痛、歴史、醜、慈、理想、狂気、凡そ思い付く結構な要素を完璧な形で記録 出来た事やね◎
至極 私的だからこそ物凄く普遍。
Darren Aronofsky 恐るべし!!!!!
ビョーキのバレリーナ
ラストの芸術的な昇華のされかたは比類なき完成度を示している。
そこに至るまでの心理的な錯覚を幻覚映像として見せる。
各役の感情の絡みはとても複雑で、それでいて浅はかな点も見当たらない。
ただ嫌悪感を煽る表現はある意味、病気的。生理的な問題なので仕方ないが、強調され過ぎの感もあり制作者のバランス感覚を疑う。
何度かの爪切りの失敗や自慰行為の場面に母親、来るなと思っていたらやっぱり来る。そんな見え透いた場面にはうんざりもする。
あとミュータント的な映像効果は別になくていい。
自己犠牲
いい悪い考える余地もない完結感
友達からグロい感じと聞いて、家族とでなく一人で観ようと思ったのですが、正解でした(笑) 白鳥の湖の元の話がちゃんとはわからないのですが、悪魔が出てきたりと、その作中の白鳥(ブラックスワン)自体も狂ってしまったようなキャラですよね。そのまんま主人公もなってしまったように思えました。ですが、作中小道具にあった白鳥の湖のオルゴールを宝物にしていたところから、ラストは主人公は自覚はできていずとも、目指していたものだったのかもしれず、ラストのあのセリフは狂ったが故の狂言というだけではないのかもしれないなって思いました。そうなる運命であったといえると思います。
ナタリーポートマンほんとバレリーナのように細く、美人さんでした( ˘ω˘ )
そして、この映画をみるにあたっての注意点…やはり欲望という要素と絡むあたり…ちと過激シーンもあるので注意です(笑)
人生観が変わる!
「完璧だわ」「完璧すぎて引くわ・・・」
本当に恐ろしくも美しい映画でした。美しいといって世間一般では狂ってるとしか思えないようなものですが。
序盤から感じるどんよりとした空気、そしてラストにそれらが大爆発するがごとく衝撃的なものが待っているのですが、その時の主人公(ニナ)と同じくもう笑うしかないしかないぐらいの展開です。
にしてもこの映画を見てると「完璧主義」っていうものはめちゃくちゃな代物だなって思いました。白と黒を同時に手に入れようとしても混ざらないんだから結局どっちかを犠牲にしなければならない。しかしニナは完璧に演じようとしたためにあんな行動してまで黒に染まろうとしたんだろうなと思います。
オマケに演技が終わって出たニナの開口一番があのセリフなのが、何とも恐ろしい。狂人と天才は紙一重とはまさにニナみたいな人間ことを指すのかもしれませんね。
そしてそのニナを体を張って演じたナタリーポートマンさんはもう文句のつけようがありません。両極端の部分を見事に演じていたと思います。これまた完璧です。
人に勧めるには気後れしますが、とにかくごっつい映画を見ちゃったなと思える映画でした。刺激的なものを求める人にはいいかと。
なかなかよかったけど、ブラック・スワンは踊れてないと思う。
この映画の主人公の、白鳥しか踊れない、実力派の色気のないバレリーナって、ナタリー・ポートマン自身のことではないのかな?
映画界における、ナタリー・ポートマンの立ち位置とそっくりです。
ダークなイメージはまったくないし、すごくきれいだけど、色気がまるでない。
この映画でも、エロいシーンがけっこう入っているのだけど、まったくエロさがないし、無理やりやっているようで、むしろ怖い。
おとうさんではないけど、「けしからん、そんなエロいことはおとうさんが許しませんよ。」と言いたくなった。
これだけ、以前のイメージを壊せば、ナタリー・ポートマン自身もこの映画のラストシーンみたいになるかもしれない、ということを言いたかったのだろうけど、イメージ壊れてないし、この映画みたいに、ブラック・スワンは踊れてないと思う。
全体的に言うと、この映画はおもしろいというより、怖かったです。
できがいいのか、悪いのか、わからないホラー。
「おろち」(2008)を思い出した。(「おろち」の方がだいぶおもしろかったけど・・・)
ホラー部分は、夢オチになっているから、一応、体裁は整っているけど、ホラー映画だと思います。
最近ハリウッドで、夢オチがはやっているけど、ちょっとずるい。
なんでもかんでも、夢でした、幻想でしたでは、映像はおもしろくなるけど、見ている方はわけがわからないし、ストーリーもへったくれもない。
エンタメ系の作品なら、別に気にしないし、むしろよくなることも多いけど、有名な映画賞とるような本格派の作品が、夢オチでは、ちょっとさびしいような気がする。
最後で分かる物語の構造は、目新しいものではないが、そこまで持って行く演出は巧みだ
この映画は、有名なチャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」の主役を廻るいわゆるバック・ステージ物の一つである。
故・淀川長治さんは、よく「私は、映画から全てを教わった。」と仰っていたが、僕は、この「ブラック・スワン」という映画を観るまで、あの美しい「白鳥の湖」が、こんな話で、そんな構造をしているなんて全く知りませんでした。
ミッキー・ローク主演のレスラー の評判は聞いていたが、このダーレン・アロノフスキー 監督は、僕にとって今後、要チェックの監督となった。
「ブラック・スワン」というタイトルから僕は、勝手にSF映画のようなものを想像していたのですが、全くの見当違いで、「ブラック・スワン」とは、この物語の鍵となるキーワード、つまり、チャイコフスキーのバレエ「白鳥の湖」に出てくる「黒い白鳥」、「ダークサイドの白鳥」であります。
最後の最後で分かる物語の構造自体は、目新しいものではなく、今までさんざん使い古されている物語の構造なのだが、そこまで持って行くマーク・ヘイマン、アンドレス・ハインツ、ジョン・マクローリンの脚本とダーレン・アロノフスキー監督の演出は、非常に巧みで最後の最後になるまで、僕は気付きませんでした。
別に僕の中でいまだに『レオン』のジャン・レノに守られていた少女役が焼き付いている訳ではありませんが、近年、最新の映画を観なくなってきている僕にとって、ナタリー・ポートマンとは、その作品選びを見ると、果敢に自分の演技の幅を大きくしようという姿勢は垣間見ていたのですが、どこか少年ぽさを残した女の子であったのだが、この『ブラック・スワン』を観てビックリでした。
何かにおびえているような繊細で神経質な大人の女性役を見事に演じてました。
アカデミー賞で主演女優賞を獲得したのも納得です。
久方振りに、クラシックな昔の映画ではなく、近年の映画を観てみたのですが、
このナタリー・ポートマンの演技とミッキー・ロークを再び復活させたと評判だけを耳に挟んでいた『レスラー』のダーレン・アロノフスキーの確かな演出力を堪能できて、僕にとって実り大きい映画鑑賞となった。
詳細は、ダーレン・アロノフスキー監督に注目だ!ナタリー・ポートマン主演「ブラック・スワン」 | だから、映画を観るのはやめられない ://j.mp/PxVnsA で。
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