ブラック・スワンのレビュー・感想・評価
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ある意味ホラー
映画全体が「白鳥の湖」でしたね。
ニナという純真無垢な白鳥が
バレエの舞台という湖で、
黒い白鳥になっていく。
主役という重圧に押しつぶされて、徐々に壊れていくニナを
ナタリー・ポートマンが丁寧に演じていました。
バレエの主役という一見すれば、華やかな、スポットライトが当たるものが
一人の人間の運命をあそこまでかえるものなのかととてもこわく感じた。
その意味では、ホラー映画といえるかも。
白鳥が奏でる狂気の世界
これほどグロテスクで恐怖を感じさせる映画は見たことがないかもしれない。
ポートマン演じるニナは大役を演じるためのプレッシャーにより精神に異常をきたしてくる。現実と幻覚の区別がつかなくなり、黒鳥を演じるためにますます追い詰められていく。その狂気の過程が非常に細かく描かれていて、表現が難しい人間の内面の変化が観客にも伝わり恐怖がじわじわと襲ってくる。バレリーナの世界の嫉妬渦巻く様子も精密で見ているこっちが苦しくなっていく。キャストも完璧でポートマンはもちろんカッセル、クニス、過保護な母親役のハーシーも最高の演技を見せる。特にハーシーはニナ以外で唯一、壊れている人間でニナが見る狂気の世界と同じぐらい怖い。もしかしたらその母親もニナの強迫観念の一つなのかもしれないが。
観客は見ている内にニナと同様、現実と幻覚の区別が分からなくなりながら最後のクライマックスへと向かう。最後の黒鳥のダンスはこの映画が持つ恐怖を体現している。
(11年5月16日)
自分自身と戦う過酷さ
かなりご無沙汰なレビューになってしまいました; やーっとがっつり観れました!やっぱり映画がないと♪
せっかくの久しぶり(?w)なので満を持して前々から観たかった『ブラック・スワン』をセレクトしてみたところ…すっかり空っぽになっていた映画HPをしっかり満たしてくれました。
期待を超えたかというとそうではないんだけれど、その鬼気迫る“本物感”はスタンディングオベーションもの。
ただそれらも似た部分の多い(と私は感じた)『ダンサー・イン・ザ・ダーク』より一枚落ちるかな?ということで3.5点。
何かを成し遂げるということ。
真剣に取り組めば取り組むほど、自分にとってそれが大きければ大きいほど、プレッシャーがついて回る。
ライバルの存在だとか期待に答えなきゃとかそういうのも結局は自分自身との厳しい戦いで、自分で踏ん張り自分で乗り越えるしかない。
何をやるにしても“自分”の体と頭しかないんだから自分の中からそれらを生み出さなきゃいけない。自分の中に引き出しを作り、成熟させ、解放しないと行きたい場所に到達できない。
ニナは黒鳥に、それと同じようにきっとナタリーはニナという役に、そしてみんなが何かに、それぞれ自分という人間の限界や可能性と葛藤する。
何事も美しくて華やかな“出来上がり”には陰での心身の健康のための孤独で人知れない物語がある。
強さと弱さのバランスは脆くて、諦めるのも堕ちていくのも簡単で誘惑も言い訳もたくさん用意されてる中、“頂点”はなんとかもがききった人だけが見れる景色。
もう“もがいてる”とも言えないほどニナはボロボロでギリギリの状態だったけど、もう何がなんだかわからなくなったって最後に残るのはやっぱり“想い”の強さ。
自分自身に真っ向勝負で勝ったとは言えないかもしれないけど、何物にも代え難い物を得ることができた彼女が最期に見せる表情はとっても感慨深くて生き方について考えさせられました。
バレリーナって最も美しい体躯を持つ人たちだと思うので、体づくりだけでも一筋縄じゃないかないような映画をナタリーは女優として終始表情で魅せてくれていました。脇も素晴らしかったです。
音楽や証明も素晴らしい。渾身の“ブラック・スワン”のだんだん羽が生える演出すごく良かったです。あとED最初の方の背景も本編の余韻がいい感じに残って最高でした。
あーバレエ観に行きたいっ
芸術とは
切ないお話しでしたね・・まじめに取り組んでいればいる程、ノイローゼになりやすいんでしょうね。トップに立つというのは大変なことなんだな・・プレッシャーに押し潰されますね。
バレエ界厳しそうだもの・・
怖い怖い怖い
夢か現実か?
衝撃
本当の自分とは何なのか?
結論から言えば、ナタリー・ポートマンあってこその作品だと思います。
これほど、終始緊張感を感じる作品も久しぶりだったかもしれません。
クラシックバレエの『白鳥の湖』は、王子と恋に落ちる純真な白鳥と、それを奪おうとする黒鳥を同じダンサーが演じることが慣習になってるそうです。
この映画は、それをテーマとして”白鳥の女王”に抜擢されたダンサーを描いています。
しかし、本質的にはバレエ自体に主体を置いた作品ではないのでしょう。
つまり、女性の中に潜む白鳥と黒鳥の心が真のテーマとなっています。
元々バレエのシナリオにはそういう意図が含まれているのかもしれませんが。
弱々しく繊細で臆病な白鳥は、完璧な美しさを持った高貴な女性をイメージさせます。
それは、あらゆる抑制と、その中でもがき続けるからこその美しさとも言えます。
しかし、ふてぶてしく情熱的な黒鳥は、白鳥から王子を奪ってしまうのです。
感情を解き放ち、自信に満ちた姿は、人間を魅了し続ける欲望そのものかもしれません。
この映画では、”もし、白鳥が抑制を解き放って、黒鳥と王子を奪い合えばどうなっただろう?”という疑問をなげかけているような気がします。
結末は、観る人の感じ方次第だと思いますが、少なくとも一つの結論を出した、と言えます。
もし、この映画の女優が月並みな人なら、退屈な時間を過ごしたかもしれません。
音楽も、映像も良いのですが、それは部分的なことだと思います。
ちなみに、僕は正午ごろの上映で観てきましたが、何か食べながら気軽に観れるような作品ではないでしょうね。
特に、隣席の人が知らない女性だと結構気まずいと思います。実際そうでしたから(笑)
マジ怖い
二度と白鳥の湖は聞きませんキリッ
もー万事最悪!!!具体的にはあえて言わないが。ここで専門的な事いってもしょうがねぇし
これ、わー面白いとかいってるやつとは友達になれないな
なんでこんな映画が絶賛されているのか不明。座長があからさまに変態だし、クスリヤってらりってるし、ボディダブル使ってオスカーとってる時点で、あ〜楽な時代になったな〜って思ったり思わなかったり。
勿論0点。苦痛の108分
追伸:レズシーンは勿論早送り。ラストは矢吹ジョー。
いたたたたっ
ナタリー・ポートマン
スリラーじゃなくてホラー。
作品賞
とても楽しみにしていた映画。
満足できるし、ナタリー・ポートマンの演技も凄い。
一部、代役を立てたみたいだが、
それでも主演女優賞に値する演技だと思う。
内容はホラーなのか、明るい映画ではない。
黒鳥の迫力が凄い。
日本のアニメ「パーフェクトブルー」パクリ疑惑があるので、
その作品が気になる。
ホラーだ…。
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