英国王のスピーチのレビュー・感想・評価
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王と言えども人には違いない
しかし、観るタイミング悪かったかもしれない。
ジョージは国王
ローグは一般人
身分違いの友達で仲良くケンカしている……釣りバカ日誌みたいだ。
だが時代は第二次大戦を控えた頃
つまり、ジョージ六世は交戦のスピーチをしているのだ。
敵はヒトラー、だから「命を貸してくれ」と。
途中までいい話だったのにいきなりキナ臭くなってしまったので評価低くしてしまった。
賛否両論ある作品ですが、僕は好きです。
心温まる良いお話でした。
望んだ訳でもないのに国王になり、苦手なスピーチを行わなければならない重圧は並大抵の事ではなかったのでしょうね。
人各々苦労があるものですが、献身的な奥様と友人の出来たジョージ6世は幸せですよね。
ジェフリー・ラッシュも良い味を出していましたが、自信無さげだったジョージ6世がスピーチを成功させた後自信に満ちた威厳ある国王へと変わって見えたコリン・ファースの演技も素晴らしかったですね。
応援したくなる
ドモッてしまう友達は2人います。
小中学の頃の友達なので現在はわかりませんが、
辛そうでした。
だけどスラスラ話せるときもある、
やはり心を許せている時は話せているような気がして、こちらも嬉しくなった記憶があります。
今回のジョージ6世も
怒りの気持ちや、親しい人にはスムーズに言葉が出るような感覚があり、重なる所がありました。
そんなジョージ6世が色んな治療を受けながら
最後にはあんなに素晴らしいスピーチが出来るようになって、私も嬉しい気持ちになりました。
とても応援したくなるような人柄だし、指導者も、対等に付き合って心のケアに重点を置いていて、
人間性が素晴らしいなと感じました。
面白い治療法がちょこちょこ出てきてニヤリと笑ってしまったりしてなんだか癒される映画でした
物凄い良い話なのに吐き気がしない
本来斜に構えた質のせいで、
ゴテゴテの友情やら絆やらを描いたヒューマンドラマを観ると吐き気がしてしまう残念な性格の私ですが、
この映画は物凄くバランスが良い。
吃音の国王が医者と初めは対立しながらも、徐々に打ち解けあっていき、吃音を克服していく、、、
という単純な国王と医者の絆の物語ですが、
話の焦点を国王の葛藤の方に向けているのと、
世界が第二次世界大戦へ向かっていく不穏な雰囲気が始終流れているのが相まって、
地に足のついた良い話になっている。
最後、医者のサポートを受けながら国王がやっとスピーチを成功させるという感動的なシーンも、そのスピーチが第二次世界大戦開戦の為のスピーチという。
感動させながらもなんとも切ない気持ちになるラスト。
素晴らしい。
一番好きな映画のひとつです。
境遇と葛藤
この映画は究極に綺麗な「いい話だった」スタイルだと思う。
幼い頃,立場こそ王族だがそれであるが故に生じる家庭環境における様々な問題により,吃音症を始めとする体の異変を抱えながら成長したアルバート。やがてそれを克服すべく葛藤していく彼の姿勢も良いと思うが,いい医者を見つけることに専心するアルバートの奥さんも良かった。
そしてアルバートの治療に専心するライオネル。ライオネルがアルバートとの関係に悩んでいた際ライオネルに気遣いながらも助言するライオネルの奥さん。
アルバートとライオネルの絆が深まる所ももちろん印象的であったが,奥さんのさり気ないサポートが印象的であった。
悩みを抱える人間というのは,周りのとても大事な人間の様子の変化や,サポートがないと生きていけないのだということを再認識できた。
前者に関しては,ライオネルと絶縁状態,つまり絶対的なサポートがない状態で不安定だったアルバートは,「自分が国王になったことで娘達の様子が変わった」ことを見て,考えを変えライオネルに謝罪に戻る決心に繋がったのかなと思った。
後者に関しては,映画を見れば分かるがアルバートは様々な人のサポートにより吃音症をなんとか克服できていた。彼は王族だからそのようなサポート体制が整うのは当然の筈であるが,それにしても人間の「手を差し伸べる行為」というのは本当に素晴らしいなと思った。暖かくて,感動した。
音楽の使い方も絶妙,最後の演説のシーンはジョージ6世としての気迫や意気込みが感じられる演出で良かった。
テンポも良く,見ていてかなりスッキリした。見てよかった。
いい映画
コリンファースがラブアクチュアリーの時から大好きなのですが
この映画みてもっともっと好きになった。演技すごい。
ジェフリー・ラッシュって人もなんかみたことあるなー好きだなーと思ってたら
パイレーツの人やん!!すぐわからなかったけど、この人もすきだー!
王様だけど人間味があって
王様は王様ですごく苦しんでいて
本当の友情で強くなる…という解説でよいのか不明だけど
こころの奥の方がぎゅっとなるとってもいい映画だと思いました。
でも病気の原因が家庭環境だなんて切ないなあ、と。
国王一家に生まれて…それで…って。。
けどそのおかげもあって友情に恵まれたのだとしたら
終わりよければ…ってまとめちゃいけんかもしれんけど
よかったのかな、と思える空気感でした。
あとなんとも奥様が素敵。
こんな奥様になりたい。
いい映画でした。
吃音に苦しむジョージ6世の実話。 父ジョージ5世への畏敬と自身の吃...
吃音に苦しむジョージ6世の実話。
父ジョージ5世への畏敬と自身の吃音が、即位を躊躇させるが、オーストラリアの役者志望の言語障害矯正の専門家ライオネル・ローグとの訓練と友情により、対独開戦声明を見事成功させる。
そして、即位後初めて自信を取り戻す。
吃音が心理的な要因のみで起こることではないことは知っている。が、吃...
吃音が心理的な要因のみで起こることではないことは知っている。が、吃音の悩みを持つ人間を何人か知っている身として「王族とはいえ初対面の人間にあんな不遜な態度をとれる奴が吃音になるかぁ?」と疑問を抱かざるを得なかった。もうちょっとナイーブな一面を見せてほしかった。ナイーブといっても自分が王位に相応しくないとメソメソしたりすることじゃない、相手に必要以上に気を遣って失敗してしまう、でもそれは裏を返せば優しいということだから王に相応しい、とすれば説得力があった。けっこう主人公がみんなにあなたならできる、相応しいと励まされるけど確かにこの人なら良い王になるなという描写もないしいつも困ったり怒ったりしているのでやっぱりこいつ向いてないんじゃねえかと思わされた。担当医との友情が芽生えるくだりも、まあ大人の友情といわれればそうなのかもしれんが抑えすぎてて物足りずグッドウィルハンティングのような感動はなかった。妻役のヘレナボナムが地味だけど良かった。王子の求婚を再三断りながらも一転結婚すると妻として献身的にまた気丈に夫を支えた彼女のストーリーのほうが面白そう。
信頼と友情
吃音症の英国王がスピーチをする為に言語療法士と頑張るという史実に基づく話。ストーリー自体はシンプルで展開の起伏も少なく平坦に進むものの、心情の変化など非常に丁寧に魅せてくれる為飽きる事無く見れる。言語療法士との間に築かれてゆく友情にあたたかい気持ちになれる。形式的な治療法を求めお前は医師じゃないと言われても心を解きほぐし絆を強めるライオネルとジョージ6世。今際の際の国王から誰よりも辛抱強い男という嗟歎を受け王としての振る舞いを強いられてきた事や王室の人間である事に対する苦しみを乗り越えるシーンは泣けた。気弱だが責任感の強いジョージ6世が国王としてでは無く自らの言葉として開戦を国民に伝えるラストは、王族だが人間味溢れる弱い1人の男の成長をみせてくれ勇気付けられる。コリン・ファースとジェフリー・ラッシュの演技も勿論だがトム・フーパー監督の演出は人間賛歌的なあたたかい物が多いのかしら。レミゼラブルとか。面白かった!
実話と知らずびっくり、、いい映画でした
映画の内容をあまり知らずに鑑賞。
まさか実際にあった話なんて知らなくびっくり。
英国王に吃音という障害があったなんて、、、
しかもその原因が幼い幼少期に乳母から虐待を、受けてたことなんて、、、
それでも心の声をライオネルに告げることによってだんだんと克服していく様子が心打たれました。
話はつまらないと思うかもしれないけど、英国の王という責務の重さを感じられる映画なので面白いと思う。
実話ものはやはりいいなと思いました笑
英国王と医師の絆
英国王と医者の絆を事実に基づいて再現した映画
変わろうと努力する王と、それを支える妻、身分差に負けず王を変えようとする医者の姿を描いています
笑いや驚愕の展開があるわけではありませんが、観ていてつらくなるような映画ではありませんでした
逃げずに向き合う辛さ
平和の危機に瀕している国家を背負って役割を果たすには、自らの吃音が最大のネック。王権対象者教育を受けていないのに突如王とされてしまった相当のプレッシャーと直らぬ吃音の狭間で、不安と苛立ちに押し潰されそうになりながらも、逃げずにコンプレックスに立ち向かおうとする姿に引き込まれた。コリンファースは、頼りなさげでも骨がある役が似合う。言語系のハードルを克服しようとする役柄は、ラブアクチュアリーとも繋がっていると思った。
ヘレナボダムカーターはアリスインワンダーランドの女王役とは異なり、大胆さと優しさで夫をフォローする、全く違う性格の王妃。夫のために医者でもない平民のセラピストを探し当て、出向いて治療の交渉。絶大な支持を誇るエリザベス2世はこのご両親の血を引いていると思うと感慨深かった。
ウォリスの嫌われようがわからず調べてみると、ただ離婚歴があり浪費家なだけでなく、イギリス王室に避けられたことに目をつけたヒトラーの思惑で言い寄られ、ナチス政権のスパイをしていた可能性もあるらしい。
王室の世間体を気にする風潮から、利き手や足を矯正されたりしているうちに、吃音になってしまったとは皮肉だった。
機嫌を取ってくれるスタッフばかりの中で、身分が違っても対等に率直に接してくれる、ライオネルという心の拠り所があった上での今のイギリスなのね。
史実なのにテーマ性があって楽しめる作品だった。
努力
主人公は国王という責任ある地位に就きながらも、重要な職務の一つであるスピーチが上手くできない。
過去のトラウマと戦いながら言語聴覚士とともにスピーチに挑む姿は感動的だった。
いい話。
地味だけどイイ話でした。
この作品の主人公ジョージ6世に共感できる人は多いと思う。
自分の実力を越えたことを期待されるプレッシャを経験したことある人なら。仕事でのプレゼンとか、何かリーダーやらなきゃいけなくなったとか。
主人公目線のカメラアングルが上手くてスピーチシーンでの緊張感・臨場感がすごい。
主人公が、ある時点から完全に吃音を克服した!てわけじゃなく、結局最後までスピーチ苦手ぽいのは変わらないのですが。。
それがまたドラマ仕立てあげた感がなくリアリティありました。
結局何か苦手を克服する特効薬って無くて、逃げずに立ち向かって経験積むしかない。
その経験値が自信につながってくんだと感じました。
人は与えられた役割があるということ
I habe a voice.
このセリフが印象的だった。腹の底から訴えるこの言葉に、すべてが詰まっているように思った。
映画でのジョージ六世に対し、大変失礼ながら王の威厳は感じなかった。身近な、親しみの沸く面立ちの、根暗な男性。心の寄る辺もなく自信をもたない彼が、重い役割を与えられそのプレッシャーに過度なストレスを感じて吃音を患ってしまっている。それを、支える友情の物語だ。
望まない王位
前知識なしで観るのが好きで、
ノンフィクション作品ということにビックリ。
周りからの期待とプレッシャー
王族のしきたり、重圧、誇り、プライド
父としての自分、人間としての自分、
王としての自分
2人の出会いから、疑念、立場の違い、和解、
不和、成長、信頼
様々な葛藤と向かいあい、
打ち勝っては挫け、それでも立ち向かっていく姿に
生きる力を貰いました。
最後のスピーチのシーンは喜びと感動でいっぱいで、
ドクターから友となる瞬間に心うたれました。
良い映画だった。
王族でありながら吃音持ちというすごく厳しい人間をあそこまで変えたというのが素晴らしい。
人間がトラウマを克服するには他の人間との信頼関係が必要というのがよくわかった。
最後目があった時これからは任せろというメッセージのこめてスーツを直すシーンが良かった。
ストーリー的にはよくある話だとは思う。
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