デビルのレビュー・感想・評価

数年振りに2回目くらいの鑑賞
直球で「ミステリーものだ！」と期待して観ると序盤からくる展開には乗り切れないかもしれない。が、人の恐ろしさとラストに語られる教訓めいたものに至る過程はドラマとしてストレートで王道、90分以下でまとめているところも映画として完成度が高い。
一つだけ気になるのは本作で銘打たれていた『ザ・ナイト・クロニクルズ』とはどうなったのか…

シャマラン原案・制作による短編ホラー。
エレベーター内で突然悪魔に襲われる恐怖と、そこに乗り合わせた面々の隠されたある秘密を描く。

“80分でも面白い映画を”と謳われる程、短くても要点を絞りしっかりと恐怖感とミステリー感があって「ちょっと何か見たい」時に良い映画でした。

予告にもある通り、閉ざされた空間、逃げられない恐怖感には閉所恐怖症の方はゾワゾワしてしまうかもしれません。

タイトル自体がデビルなので悪魔がネタバレでも何でもないのですが、やはりそこはシャマランストーリー。
スッキリしない部分があったとしてもちゃんと驚きがあり私的にはなかなか楽しめた作品でした。

ナイトシャマランが好きで鑑賞。
日常に潜む恐怖か、超常現象的な恐怖か、ナイトシャマラン作品はどちらもあるけど、デビルは後者に寄った作品。

ただし浮世離れしてなくて大人でも楽しめる。登場人物達にリアリティがあるからかもしれない。
スピード感もあるし、皆怪しくみえて楽しい。
監視カメラで外から中の様子を観てる人がいるのも話の展開を面白くさせてる。

ただ、自分としてはvisit以上の衝撃がなかったのでちょっとガッカリ。終わり方も落ち着きすぎてるというか、いい感じで終わりすぎた。

たまたま乗り合わせたエレベーターが故障で動かなくなる。
内部の映像と音はモニターできるが、こちらからは情報を送れない。
そのうち、殺し合いが起きる。
神も悪魔も信じる人がいるから存在する。

そして最後に明かされる衝撃の事実
面白かったです。

　大雑把なあらすじだけは読んで鑑賞。だからエレベーターに乗る5人がみんな悪い人相に見えてしまい、こいつがあやしい！なんて想像したけど見事に外れた。
　なんだかんだと非現実的な話でありえないことだけど、それぞれの人物像や刑事の過去など上手く悪魔の仕業に繋げれそうな設定がなかなか面白かった。
　途中でエレベーター停まるとこわいから、エスカレーターや階段を利用しよ〜う、と観終わった後の教訓！

路線が少し変わっていて楽しめた

見知らぬ男女5人がエレベーターという狭い空間に閉じ込められ、それだけでも怖いのに一人ずつ死んでいくという恐怖。
それだけじゃなく、その異様な様を防犯カメラで助けることも出来ず見守る警備員と警察官。
スピード感のある展開でこちらに考える時間をあまり与えてくれない。
悪魔がそうさせているんだろうけど、信用できない、疑う、それが人の心を惑わせて狂わせる。
人間の心が悪魔を作ってるのか、悪魔の存在が人間を惑わせてるのか、そんな事を考えるエンディングでした。

シャマラン好きそうな作品だよね。
これ悪魔の仕業じゃないようにも取れる仕上がりだともっと良かった。短くて良いね。

ナイトシャラマンがシックスセンスを放ってから、ラスト数分で物語をひっくり返す、というのがホラーの主流になった。今回は、「ホラーの登場人物が常にベストの選択をしたら、どうなるのか」というテーマじゃないか。ホラーありがちな登場人物のアホ行動、ベター行動ではなく、ホラーの状況下で主役が常にベストの行動を取る。オープニングの逆さ風景からの入りも逸品。また新しい形のホラーの先駆者になったと思う。

シーンは、ほぼエレベーターの中だけど、停電と人模様の組み合わせで、ドキドキさせて面白かった。

高層ビルのエレベーターが止まっちゃうっていうだけでも怖いです！
そして、1人ずつ減っていく、、
誰が犯人かわからない！っていう怖さがたまりません！
今回、見たのは２回目なのですが、前回より楽しめました。
悪魔を信じているようなことをいい、あんまり役に立たないエレベーターのセキュリティ会社の人の役は、シャマランが監督してはったら演じてた役でしょうね（笑）
意外といいですよ、この映画。。。

17年33本目。
M・ナイト・シャマランのソリッド・シチュエーション× ゼロ・サム・スリラー【デビル】観た。エレベータに閉じ込められて疑心暗鬼的なストーリー自体はどこにでもあるけど、このパニックスリラーにはタイトル通りオカルト要素が盛り込まれてる。悪魔だもん。色々伏線やら無駄伏線やらあって考察向き

80分がいかに短いかを痛感させられつつ、今更ながら期待値低めで鑑賞。「REC/レック ザ・クアランティン」の監督という事だが、てっきりナイト・シャマラン監督なのかとばかり思っていた。
最近になってシャマラン監督作を再度鑑賞しているので、そのついでに鑑賞したのだが。
本作はエレベーターという密室で起きる殺人事件が衝撃の展開へと進んでいくというストーリーで、地味ではあるがかなりの良作であった。

なぜエレベーター外の登場人物含めこのメンバーが集まったのか。最後を見れば納得。見事に伏線を回収し、意外性やインパクトも大いに十分である。完全に巻き込まれ死の人間がいるのが不憫だが、もしかしたら彼らにも何かがあったのかもしれないとも考えてしまう。

この舞台でこの上映時間だからこその
表現なのか。非常に良くできた作品だと思う。
また、外界でのシーンは少ないのだが、街並みを上下逆さまにして描くところなど、演出がなかなか秀逸である。ソリッド・シチュエーション、サスペンス、ホラーと全てを凝縮したその内容はぜひとも目に焼き付けて欲しい。

楽しんで観れたけど。
集まるべくして集まったって言うてるけど警備員のおっちゃんと作業員は無罪やのになぜ？って疑問が残るまま…。終わるんかい！！
終わり方微妙ぉぉ〜！！！！

80分と短いのでパッとみれた。

エレベーターが止まってすぐに5人ともイライラしだしてどんだけ余裕ねぇんだよと思って可笑しかった。

暗がりになった瞬間の行動を考えても笑える。

悪魔が敵とかどうやって倒すねん
しかもエレベーターの中で倒さなあかんねん
こんなもん無理ゲーですやん
エレベーター系の映画は少ないからそこは比較しようがないけどたぶんアレよりつまらん。

決して信心深くないが、いつも真面目に生きていこうと思う映画。

シャマランじゃないけどシャマラン。これも面白い！

な〜^^; でも密室でのドキドキはなかなか感じられそれなりには楽しめた。もし本当にあの狭い空間で1人ずつ死んでくのを目の当たりにしたら気が狂うだろうな。