劇場公開日 2011年4月1日

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「面白かったけど、最後がちょっと不満でした。」高校デビュー Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5面白かったけど、最後がちょっと不満でした。

2013年8月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

原作は読んでいませんが、こういう少女まんがの黄金パターンというか、王道物は基本的に好きです。

でも、それは主人公のキャラクターが自分に合っている場合のみです。

なぜかというと、こういう王道物の場合、見る人が男性の場合でも主人公に感情移入することになるので、それができないと、ガールズトークみたいなものになり、まったく入れなくなるからです。

さらに実写化となると、王道物だけに、主人公の女優さんのキャラクターと演技がほとんどすべてと言ってもいいくらいです。

その点この映画の大野いとさんは、映画初主演かつ女優デビュー作みたいですけど、元気のよさといい、地味さかげんといい、素人っぽさと演技のへたさが逆にリアルで、コメディーシーンによく合っていて、けっこう楽しめました。

途中までは、お笑い芸人もちょこちょこ出てきて、なかなか笑えるし、映像や服装なども工夫されていて、楽しくていい映画だと思っていたのですが、最後がちょっと不満でした。

そこまでは大野さんの演技がへたさが、逆に新鮮で、笑えてよかったのですが、最後のおきまりの、感動させるシーンというか、泣かせるシーンがちょっと苦しかった。

王道物なので、そこはわかってるからいいよ、という人も多いんだろうけど、私にとっては最も重視するポイントなので、非常に残念でした。

Push6700