劇場公開日 2010年11月6日

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「我が愛しのB級魂よ」マチェーテ マロピさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0我が愛しのB級魂よ

2011年6月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

興奮

今や日本はB級グルメなるものが日の目を浴びている。
しかし、マスコミ媒体でど派手に宣伝されたり、明らかに店舗側が地域に密着していないのに経済効果を当て込んだあけすけな思惑で盛り上げたりと、いささか不埒な空気をも纏っている。

しかし、マチェーテ。

ここには、なんの思惑も無い。
ただ、監督が愛すべきB級映画を、その愛するがままに撮った作品。
痛いほど伝わる、B級への愛。

冒頭からお色気で客の視線を奪い、これまたお約束のバイオレンスシーン(首ちょんぱの多さに辟易するが)でハートをキャッチ。
おお、出だしは完璧だ。

キャストは日の目を見せるために仕方なくトップクラスを準備。
それなのに、お色気シーンを用意するあたりはさすがだ。
タイプの違う美女2人(いや、リンジー・ローハンを加えると3人か)のラブシーンを堪能できる。

終盤になると、美味い料理を毎日食べれば飽きるのと同様に、少しB級風味に飽きが出てしまい、冗長な感になってしまうのは仕方ないか。

セガール拳が出れば完璧だったが、そこまでは残念ながら用意されて無かった。

マロピ