「手洗いは二回。」人生万歳! ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
手洗いは二回。
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名画座にて。
W・アレンの作品を観慣れている人には従来通り楽しめる作品かと。
人生を達観するようになる彼くらいの年齢に達すると^^;ヒトは皆、
こんな風に「何でもアリ」な世界に浸れるようになるのか…が分かる。
ほぼ自伝じゃないの?というか(少し前なら)自分で演じる役どころの
中年(高年)オヤジをL・デヴィッドが楽しそうに(おそらく)演じている。
まぁストーリーがあるといえばあるけど、無くても成り立つような^^;
恋愛を中心に知性を振り回す皮肉に満ちた高感覚バラエティ映画。
台詞のひとつひとつが「なるほどね~」とか「バカじゃないの」と思える
ほど楽しいところが彼らしく、特に私は手洗いのシーンが気に入った。
あんなのが娘の夫になったら、それこそ倒れるのも分かるけど^^;
そういう自分があんな関係を結んだり、と思ったら夫まで?だったり。
このメロディって娘の家族はもうメチャクチャじゃん!!と思うんだけど、
傍で観ているとものすごく楽しい^^;隣の芝生と不倫は常に注目の的。
うら若き田舎者娘が捻くれ王者のオヤジに惹かれるのも、はじめは
物珍しさ、尊敬が愛情に、愛情が同情に、同情が介護に。(あ^^;)と
生活が絡んでくると日常が露わになるので、このへんも仕方ないかと。
…そのあたりも人生達観視できる監督になりますと(爆)
シャラっと纏めて文句も垂れず^^;次の展開に持ってくところが素敵。
あぁ~そうですか、しまいには占い師さんですか^^;もう来世ですわね。
(どこまでふざけてるんだ?が出せる唯一の監督。一年に一本は観たい。)
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