「秋田犬のハッピーが好きなのは、西田敏行演じる中年のおとうさんである...」星守る犬 Hisashiさんの映画レビュー(感想・評価)
秋田犬のハッピーが好きなのは、西田敏行演じる中年のおとうさんである...
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秋田犬のハッピーが好きなのは、西田敏行演じる中年のおとうさんである。おとうさんには持病があり、仕事も金も家族もなく、北海道の山中で死ぬ。 白骨化したおとうさんと、死後間もないハッピーが発見されるところから話は始まる
市役所に勤め、おとうさんの処理に関わった奥津青年は、おとうさんとハッピーが辿った跡を探す旅に出る。
いくつかのエピソードがわかり。最後にハッピーは環境の良いレストランのオーナーに飼ってもらう事を拒み、野犬として自分だけ生きる事もせず、弱っていくおとうさんから離れない。 おとうさんが死んだ後もである。
そして不幸な事から怪我を負いながらも、必死におとうさんの元まで戻り、死を受け入れる。 人間にとっては取り得が無いおとうさんでも、ハッピーは命より大事なくらい好きなのである。
犬が持つ一途で純粋な愛情は、映画に出てくる醜い人間達との対比で、一層美しく感じられる。 単純に悲しいだけではなかった
犬にとって何が幸せかを学んだ奥津青年は、自分が飼っていたクロという犬に、悲しい思いをさせていた事を後悔する。そして、ハッピーが埋められている墓に、ハッピーが一番好きな物をプレゼントし、捨てられていた子犬を拾う。 最後は奥津青年に飼われて幸せそうな子犬が映る。 俳優さんも犬も良かったです
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