映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ天使たちのレビュー・感想・評価
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ミクロス何処行った?
声優が一新されて以来、劇場版はリメイクとオリジナルと交互に製作され、今回はリメイク。
しかも、名作「鉄人兵団」だ。
“面白い”“つまらない”で言ったら、“面白い”だ。
今回も無難に楽しめる。
が、僕は大山ドラえもんを見て育ったので、やっぱりオリジナルの方に愛着がある。
こればかりはしょうがない。
オリジナルのイイ所は、さらりと描いて感動させる所。
が、リメイク版は、泣かせの演出が見え見えなのが残念。
ラスト、しずかとリルルの別れのシーンや、リルルとピッポの関係など。
今回に限らず、毎回そう感じるが。
かといって、新声優陣が嫌いな訳ではない。
むしろ、好感すら感じている。
ただ、昔からのファンのちょっとした意見という事で。
それにしても、ミクロス何処行った?
v@@v
感動した!!
いい感じにリメイクされてた
真打、お待ちしておりました!!
1986年公開の作品「ドラえもん のび太と鉄人兵団」を、現代の最先端技術と新しい設定を盛り込んで、その価値を見つめ直す意欲的な作品。
いよいよ、真打登場である。過去の作品を現代的表現で作り直していく試みに挑戦している近年のドラえもん映画群。これまでのリメイク作品には、ギャグの要素が強く打ち出されており、どうしても原作の魅力を打ち消している感が拭えなかったのは否めない。
しかし、ドラえもんファンの間でも名作と名高い「鉄人兵団」のリメイク。この作品を作るための助走だったのかと思わせるほどの素晴らしい出来である。
名場面と謳われる原作のシーンを的確に再現しつつ、悲壮感の強いオリジナルの雰囲気を程よいギャグと、新キャラクターを持ち込んで軽快に仕上げる。オリジナルを知らない観客には、現在人気がうなぎ上りの「福山雅治」を声優に起用して映画館に呼び込む。
あとは、原作の持つSFミステリーとしての高い完成度を信じて、基本的な物語を変えない作り手の、見事な味付け。スピード感を重視する演出も、大人も子供も意識した良心的な姿勢。どうしても過剰な変更が際立ってしまうリメイク作品が多い中で、この作品は最適なリメイクの形を見せ付けてくれる。
スター福山雅治に「ド・ラ・え・も~ん」とCMで熱唱させておいて、あのような贅沢な使い方をしてしまうのもご愛嬌。オリジナルへの愛と、情熱が生み出した傑作と評せざるを得ない一品。何も言わず、劇場で楽しんで欲しい。
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