「Fala Island」ロストパラダイス・イン・トーキョー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
Fala Island
地下アイドルと風俗嬢。マンションとアイランド。人生の半分を兄のために使い夢を持てない青年、幹生、そもそも夢が何なのかも分からない実生。しっかりした夢を持つマリン、FALA。
今の世の中、夢を持つことさえ許されない状況だと思うけど、親から、社会から夢を押しつけられているのが現状かとも思うけど、どん底にあっても夢を持ちさえすれば光明は見える。
少女にいたずらした経緯。社会的制裁は受けてないけど、一人の少女の夢を奪っていたかもしれない。彼女の実家を訪ねたとき、そのことに気づいたかもしれない実生。外に出たときの開放感が彼をそう変えたような気もした。
白石和彌監督のデビュー作だということでアマプラで視聴。奥田瑛二がゲスト参加するだけで締まった作品にもなっていた。ドキュメンタリー制作会社もいい味付けになっていて、かつては自殺者をそのまま撮ってしまったことから脱却したい様子だったけど、今回も失敗して、次なる夢を追うんだろうなぁ。
電話中心でマンションの受注を受けるブラックな会社。20代の時にそんな小さな会社(マンションじゃないけど)の面接を受けたことあるけど、採用されたものの断ってしまったよ・・・あぁ懐かしい。
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