「東京の片隅で」ロストパラダイス・イン・トーキョー ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
東京の片隅で
白石和彌監督の視点はデビューの時から全く変わっていないですね。人間を面白おかしく晒し者にしない優しさがある。劇中に出てきたドキュメンタリー作家の様に、強烈な内容の方がインパクトがあって大衆受けはするかもしれませんが、下品だし時代遅れですよね。それに女性の描写が気持ち悪くない日本では稀有な男性監督です(ここ本当に強調します)。本作でもマリンの背景やセックスシーン含めて女性が見せたくない部分を心情も含めて理解してますよね。無闇矢鱈に裸を晒したり女性が観ていて辛くなるエロさの作品を撮らない監督なので、安心して鑑賞できます。
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