プチ・ニコラのレビュー・感想・評価
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フランス人の個人主義がよく分かるお話だった
フランス人の個人主義がよく分かるお話だった。ク◯ガキばかりで性別にこだわるので、オチは分かったが。このストーリー展開は原作が分からないと、シュールなだけ。ク◯ガキばかりなのは、男子校。つまり、ブルジョアの生活なのだと思う。
フランス人気質が分かると申したが、今やフランスは多民族国家。他の国とのクロスオーバーは他のユーロと比べても激しいと思う。フランスがドイツやイギリスと芳しく無いのもわかる気がする。
これがフランスの国民的な絵本と謂うのなら、クールジャパンかもしれないし、カ◯ヌ国際映画祭の上位に選ばれる映画がおかしな作品が多いのも理解できる。
原作未読 アメリカンコミックに飽きたら
非常に似た作りの映画に「グレッグのダメ日記」というアメリカのホームコメディがあります。これもたぶんコミックが原作で、それを忠実に映画化したお話。タイトルロールはまるで模写したようにそっくりです。どうやらこの映画からパクったもののようですね。 どちらもティーンエイジャー未満の男の子が主役で、学校の友達と他愛もない事件に一喜一憂しながら成長していく物語。違いがあるとすれば、「プチ・ニコラ」では1960年代が舞台で、当時のフランスと現在ではおそらく社会通念がずいぶん変わっているということ。 当時のインフラでは、家庭に電話が普及し、テレビが家に一台あるかないか。奥さんは主婦業に専念し、シングルマザーはまだ目立たない。所得格差はこの頃からあるようだけど、公立の学校にはお金持ちの子も、非常に優秀な子もごちゃ混ぜに存在する。そんな時代を忠実に映像化したコメディで、フランス流の笑いが独特の雰囲気ですが、子供の可愛さは万国共通。内容も普遍的なもので、兄弟が出来たら、きっと僕は捨てられるに違いないと思い込んだニコラが、悪友たちと考えた作戦を実行していくと、先々で騒動が巻き起こるというドタバタ喜劇です。 笑いのツボはずいぶん違うようだけど、ラストの食卓で、お父さんがニコラを笑わそうと披露する百面相は爆笑ものです。きっと有名なコメディアンなのでしょうね。映画そのもののの出来は可もなく不可もなく。笑いの感覚が合う人には楽しめるでしょう。 2018.7.31
フランスで長く愛され続けてきた国民的人気絵本が原作
ケンカばかりしているのに急に仲良くなった両親。それだけで弟ができると確信したニコラ少年。クラスの仲間、ジョアキムに弟ができたと聞いたことと、先生が「親指小僧」の話をしただけで妄想が膨らんでしまったのだ。 小学生低学年なのだろうか、とにかく個性派揃いで笑わせてくれる。ギャングにまだ生まれてもいない弟を誘拐してもらうという発想には驚かされるが、大人が重要だと思っている社長の接待や大臣の学校訪問なんてことには何の関心もないことがいい。
笑いありいろいろ学べる作品
この映画は「スタンド・バイ・ミー」とは違った子供の視線を具材とし作られていて面白かった。 ニコラとその友達の個性もそれぞれ強く、それぞれ良かった。 子供の考えは面白く、天才的なのがこの映画を通じてわかった。 フランスでは子供の教育として見せている映画だそうで、確かにいい映画であり学ぶことが多い作品に感じた。
ほっこりかわいい
前半は人物の紹介などあまり盛り上がりがなく、見続けるかすこし悩んでしまったけど、中盤から段々と面白くなってきて最後はほっこりと少し幸せな気分でおわれたからよかった! これを観終わってから昔はこんなことしたなーとか思い出して懐かしい気分になったのもプラスかな。
ほのぼの少年時代の小粋なお笑い路線の演出
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:70点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 ) 小粋な演出でお馬鹿な明るく楽しい少年時代を描く。こういうのって本当にフランスらしい演出のやりかたで自分は気に入っている。「プロヴァンス物語」とよく似ているが、絵本を基にしたというこちらの作品のほうがよりお笑い路線にふっていて現実性がない。気負わず気楽に軽い演出を楽しめる作品。
フランス人しか解らない感覚
ウーン、なんか合わない。 国民的な絵本(漫画)を映画にしたらしいが 私、純粋な日本人なもんで原作何ぞ全然知りません。 多分、サザエさんを映画にしてフランス人に見せたら 同じ感覚を感じるはず。 でも子ども達可愛らしさと名演技は素直に 良かったですよ。 子供好きな方へ。
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