「少し愛して、長〜〜く愛して・・・」わたしの可愛い人 シェリ 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
少し愛して、長〜〜く愛して・・・
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昼ドラ級の未練タラタラで消化不良な恋愛劇より、伝説の高級娼婦を演じたミシェル・ファイファーの誇り高い女の貫禄を堪能する熟女ショーやと切り替えた方が、今作の見応えを高めやすい。
物怖じしないしたたかな大人の女の風格から、ふと零れる彼を待つ時の乙女のときめきを帯びた麗しき表情は年齢を超越した女としての華の輝きを味わい深く感じた。
かつて、雨トーークにて熱論していたウド鈴木やロバート秋山の気持ちがよくわかった。
帰り道で「日本でリメイクするなら主役は誰やろ?」と考えた時に、真っ先に頭に浮かんだのは、急逝した名女優・大原麗子だった。
ウィスキーのCMでの名セリフ
「少し愛して、長〜く愛して」
とは、この映画の2人そのものかもしれない。
では、最後に短歌を一首
『蒼き芽に 愛の手ほどき 憂う(熟れう)薔薇 未練に強がる 春(真珠/パール)の接吻(くちづけ)』
by全竜
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