「最後、そう来ますか」のぼうの城 はち公さんの映画レビュー(感想・評価)
最後、そう来ますか
水攻めが津波を連想させるということで、1年間延期になっていた本作。
劇場によっては注意書きがされていたりして、どうしても見る前から津波のイメージが強い。
ですが、本作はそれだけじゃありません。
少数の田舎侍が地の利を生かし都から来た近代的な大軍を打ち破るというスペクタクル史劇。
何より、主人公成田長親を演じる野村萬斎氏がいい。
実のところあまり俳優には詳しくないのですが、本職の狂言師さんだそうで、踊りのシーンは必見です。
石田三成は、一般によく言われるイメージとは違いますが、こういう三成もありかなと思います。
あと、芦田愛菜ちゃんはこの頃の方があどけなさがあって可愛いと思うのは自分だけでしょうか…
ただ、アナウンサーによるナレーションはいらなかったように思います。
水攻めのシーンは配慮でカットされた部分もあるとの事ですが、それでもやはり痛々しい。
ですが、エンドロールが始まっても席を立たないで下さい。
最後、”そう来るか!”という感じで、ほっと出来る感じになってます。
コメントする