劇場公開日 2012年11月2日

「主役が生かされている力作、面白かった」のぼうの城 chakurobeeさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5主役が生かされている力作、面白かった

2012年11月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

忍城のある行田市に隣接する熊谷の映画館は平日の昼過ぎであるにもかかわらず大変なにぎわいであった。映画館がこんなににぎわったのを見るのは本当に久しぶりのことだ。地元が舞台のためであると想像したが、東京や全国ではヒットしているのか、気になるところだ。映画の内容は、黒澤映画を意識したように感じた。 田植え歌のシーン(七人の侍)や合戦シーンで風にたなびく旗(影武者)、などなどである。映画のできとしては、地元舞台の映画ということでやや甘い点数になってしまうが、戦いのシーンも含め、力作であった。野村萬斎の踊りが見応えあった。よくも揺れる船上で見事に舞うことができるものだと感心した。

chakurobee