「雑味満載」電人ザボーガー odeoonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
雑味満載
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ザボーガーは変形型バイクロボット、ノーベル賞をとった大門博士(竹中直人)が死んだ息子の遺伝子を受け継ぎ製作したもので、まるで鉄腕アトムだが馬力は5000馬力でアトムの10万馬力よりは劣りますね。後年になって改造されたストロングザボーガーは1万馬力でジェットも付けて空中戦にも対応します。主人公の大門豊は博士の双子の息子の兄ででザボーガーは双子の弟の設定。バイク変形というのは車から変身するトランスフォーマーと同類ですね。敵役は父の仇でもある悪のサイボーグ組織シグマのボス悪ノ宮博士(柄本明)、博士が男に捨てられて死んだ女性の細胞を基に作られたサイボーグ、ミスボーグがどういう訳か大門豊と恋仲になり生まれた子のサイボーグが秋月玄とレディボーグ・アキコ、秋月とアキコは悪ノ宮博士に命じられて大門を狙うが父子関係に目覚めてゆきます。裏テーマは兄弟愛なのかしらね。
しかし、竹中さんや柄本さんは天才科学者と言うのには不向き、どうしてもブラックコメディに思えてしまいました。大門博士は男なのに母乳とはどういうこと、ミス・ボーグやミスラガーズのコスチュームもビキニ姿で露出過多、オッパイからロケット弾や竜の頭が飛び出しましたね、アダルトビデオの名手井口昇監督だから男性観客へのサービスのつもりかしら。
まあ、アクションSFとしてはそこそこ面白かったが雑味が多くて格調には欠けた印象でした。
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