TSUNAMI ツナミのレビュー・感想・評価
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半分以上津波関係ない
全体の3分の2くらいは登場人物たちの恋愛話です。
いかにも韓国っぽい感じで嫌いではなかったですがちょっと長すぎるかなと。
津波のシーンはほとんどラストです。
シリアスなシーンのすぐ後にお笑いが入ってきます。恋愛コメディ映画って感じがしました。
エレベーターに閉じ込められて水が上まで迫ってきてる母親と電話する娘のシーンは少しウルっとしましたがそのすぐ後にエレベーターの扉が開けられて「何してるんですか!早く出てください!」って言われてる所は本当にお笑いでした。
喧噪あるのみ
原題はツナミでなく海雲台(ヘウンデ)、釜山の南東のビーチで有名なリゾート地。
3.11より前に大津波の映画が作られたことに関心を寄せて鑑賞。
津波が襲ってくるのは1時間10分位経ってから、それまでは3組の男女のもつれる恋愛模様、ただ、国民性を誇張したような演出で終始誰かが叫んだり喚いたりののしりあって騒いでいるので耳を塞ぎたくなる。確かにハリウッド級のCGは凄いのだが予算の関係で長い前置きや俗っぽい人間ドラマで尺を稼いでいるので見せ場は短い。
全て飲み込むメガ津波!
レンタルDVDで鑑賞(吹替)。
キム・ユジョン出演映画勝手に全制覇第3弾に選んだのはこちら。やっぱり名子役で、涙腺を見事に刺激されました。
スペクタクル・シーンが素晴らしい。全てを容赦無く飲み込んで破壊していくメガ津波の恐怖が圧倒的な迫力でした。
人間ドラマが丁寧であればあるほど、クライマックスのディザスター・シーンが活きる。お手本みたいな映画でした。
[余談]
日本地図の北海道が分断されているのは何故?
※修正(2023/11/29)
シネコンの箱庭世界だと楽しさは半減。いわんや家庭での視聴では…。
無理矢理な吹替版での上映を敢行する様なので、都内2館のみの字幕版上映を事前に確認。コリアンタウン間近の新宿ミラノの大スクリーンでならば楽しめるかも?と思い歌舞伎町まで。
いやこれはシネコンの箱庭世界だと楽しさが半減するでしょうね。いわんや家庭での視聴では…。
なかなか“それ”はやって来ず。その場面に至るまでは、数多く貼られた愛と家族の物語を散々見せられる。
普通ならばうんざりする位な量の人間関係なのですが、個人的にはもの凄く整理されていたので、全然退屈はしませんでしたね。尤も観ていて、「これだけ色々とエピソードを広げてしまうと。殆どの人が退屈してしまうかも…」と、思いながら観てもいましたが…。
主な愛のドラマとしては3組。幼なじみらしきカップルの恋愛事情に、元夫婦による現在の間柄。それと救助隊に勤務する男と女子大生との出逢いと恋愛関係。
元夫婦以外はオープニングにて、過去に有った事故で大事な人を救助出来なかった悲しい事実から、お互いの感情が少しずつもつれている様子が窺える。
もう1人過去の事故を経験している男がおり、映画の中では恋愛関係には至らないが、幼い弟を抱え母親からは絶えず心配されている。父親的な働きをする場面も在れば、この母親の子を想う愛のドラマが終盤に生きて来る。
この対象として子供を巡る話として全面に出るのが、先程の元夫婦の関係。2人の間には可愛い娘がおり、この女の子を救うドラマが1つの見所にもなっている。
一見して重苦しいエピソードが進んで行きながらも、救助隊員と女子大生の恋愛場面では、何度も吹き出してしまう様な笑いの場面も散りばめられている。そんな笑いの要素が一番目立ったのが、いよいよ“あれ”がやって来た後の大陸橋でのスペクタクルシーン。
スペクタクルとは言いつつも、実際は低予算での製作だったらしく。製作費をカバーする為のアイデア勝負の場面は楽しかったですね。
あれ程物凄い津波がやって来て。「どう見たってお前達全滅して当たり前なのに、何で生き残れるんだよ〜!!」と、ついつい思ってしまう事間違い無し(笑)まあその辺りは、映画だから…って事で納得するしか無いですね。
それよりも、男がまだ明るい内に呼び出されたのに、次のカットでは夜になっていたり。女子大生に付き纏う男は何でも無かったり。元夫婦の女の方と行動していた男は、結局誰だったんだ…等々。幾つかの理由不明の場面の方が問題有りでしょうかね。
人に対して「助けたい!」と、頑張る人の方が実は…。
死にたく無いと、必死に逃げるだけの人の方が実は結果的には沢山の人を救っていたとゆう皮肉。
ス○ーフや時計。ライターの火に靴。それに“午後○時”等。数々の伏線も巧みに貼られていたと思います。
(2010年9月28日ミラノ座)
どう感じろっちゅうねん
韓国映画のレベルの高さはほんと驚くばかりで,今年は「渇き」とかすごい面白かったし,この映画にも多少なりとも期待をして行きましたけど,...うーん。
CMとか見た感じはパニック映画になりつつも結構笑わせてくれるのかななんて思ってました。「メガ津波!?」とか笑わせる為に言ってるとしか思えませんでしたから。
その上で観たのが間違いでしたね。列挙していくと
・この大惨事にしては人死ななさすぎ。にしては死なないことには根拠が全くない。
・BGMがベタベタ&前に出すぎてて単にダサい。
・津波に逃げる人たちに緊迫感がない。東京マラソンのスタートダッシュの方がまだ良い。
そして,これは私がこの映画を好きになれない一番の理由なんですけど,「超日本語吹き替え版」という上映方式は私は嫌いです。ただただ大袈裟だなぁと,若干引き気味で感じました。主人公の一人,科学者の元妻みたいな人の紹介字幕が「キャリアウーマン」って。わかりやすくすることと大雑把にすることはイコールじゃないと思うんですけどねぇ。
ここまで言ってきて私がパニック映画として不十分だと思ってることはわかると思うんですけど。かといってコメディとしても不十分でした。なんかただただわざとらしく演じてるだけっていう風に見えてダメでした。ということで,全ての要素で失敗してるじゃんこの映画。っていうのが感想です。
泣きました
韓国で上映してる時から気になっていた作品で初日に
見に行きました。
韓国映画はつながりがよく出来てます。
笑う場面もありましたが、ラストにかけて涙、涙でした。
助かる人、亡くなる人、それぞれのドラマです。
ケンチャナヨ!
良くも悪くも『これが韓国映画だよ!』と思わせてくれる作品。
多少ツジツマが合わない点も含めて笑いあり、ユーモアあり、ホロリ…するところもあって観て損した気持ちにはなりませんでした。
女優さんもとても綺麗(だった…)な方ばかりです。
おそらく制作費などハリウッド映画の足元にも及ばないと思いますがなにか惹かれるものがあります。
迫力もありましたしね!!
独特の雰囲気っていうんでしょうか…!?
上手に喜怒哀楽を表現してる作品でした。
吹き替えでしか見れなかったのが残念でした。
生への執念が薄いVFX大作
ネタばれというか、酷評です。
映画が気に入ってる方は読まずにスッ飛ばしてください。
この映画、前半のドラマがとにかく退屈。
ベタなメロドラマ、ベタな笑い、そして、過剰にベタなキャラクター。
津波の話はたま〜に少し挟まれる程度で、いったい僕は何の映画を観に来たんだっけ?と何度も自問自答。実はこれは笑えない吉本新喜劇か何かなんじゃないかと思いながら観ていた。
……ソル・ギョングさん、こんな所で何やってるんすか。良い役者さんが勿体無い。
で、後半の津波襲来シーン。
似たような映像は『デイ・アフター・トゥモロー』や『2046』で観ているが、それでも街が津波に飲み込まれていくCGの迫力はなかなか。
鉄橋の上でのアクションシーンなんてどれも新鮮で良かった。冠水した路上に変圧器が落ちるシーンもオッソロシイ。
そんな風に、満を持しての災害シーンは、次から次に危険な事が起こって飽きさせない。
まあ『飽きない』と『よく出来てる』はイコールな言葉じゃない訳で。
だって、一番大丈夫そうな人が溺れ死にそうになったり、ああ死んでしまったと思ったらしょうもない助かり方をしたり、助かったと思ったらやっぱり駄目だったり、なんか危ないのか危なくないのか良く分からないシーンが多い。
だいたい津波の第2波の方が明らかに危険そうだったのに、そこは完全スルーなんですね(笑)。
それに、やけにあっさり「もう駄目だ、さようなら!」みたいな事言う人ばかりだ……。
みんなカナヅチなのか?
いやカナヅチでもそうでなくても、もっと必死に生きようともがくもんだと思うんだが、生への執念が妙に薄い感じの人達ばかり。
というか『泣かせる為に死ぬ』みたいな役割の人達ばかりだ。
技法的に優れた映画だろうが何だろうが、登場人物をぞんざいに扱う映画は嫌いだ(地区開発のおじさんだけは飛び抜けて良かったが……)。
ところで近所の映画館では<超>日本語吹替だか何だか言う物しか上映していなかったので、字幕派の僕もそちらを鑑賞。とはいえ上手い吹替だったのでそこは安心。
しかし驚いたのは、吹替版の監修が大森一樹と川北紘一だったこと。平成ゴジラシリーズを支えた偉人の方々じゃないですか!!
確かに群集パニックシーンも多かったが、その辺りの吹替演出に一役買っていたのかも。
だが……映画の中で一番感激したのが、字幕監修の人達の名前を観た時だったって一体……。
<2010/9/25鑑賞>
なぜか...
ラストでマンシクの息子とキムの娘の会話のシーンが
あるのですが、なぜか日本公開版はその会話に繋がる
シーンがカットされているようなので辻褄が合わずに
戸惑いました。
前半はラブコメディ、後半はディザスタームービーに
ガラッと変わり個人的にはなかなか楽しめました。
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