「さよならー…ってオォ―――――イ!!!」SUPER 8 スーパーエイト ゼリグさんの映画レビュー(感想・評価)
さよならー…ってオォ―――――イ!!!
なんか懐かしい感じがしていいですね。
やっぱりエイブラムスは演出巧いなー。冒頭なんか特に。
E.Tとかグーニーズとかそこらへんに影響受けてるっぽいですね。
たぶん名作になったはずなんです。あのシーンさえなければ…
このエイリアンってすごく悲しい存在だと思うんです。
勝手に捕らえられて、実験されて…ただ自分の星に帰りたかっただけなんでしょう。それはよくわかりました。
でもさぁ…人間は殺しちゃダメだって!!
しまいには、く…食っちゃったよ!!
もー…なにしてんのー?(泣)殺されても文句言えなくなっちゃうってー(呆)
ここですよ!ここ!!叩かれてる理由は!!
捕まえた人間は労働力にしていた、とか、なんか目障りだからとりま監禁しといた、とかでいーじゃん!!
こっちは少年少女たちの淡い恋バナとか、ちょっとした冒険とかなんか全年齢対象のお話かと思ったんだよ!
怖すぎるだろ!!主人公たちの年齢でギリギリ観れるかどうかぐらいの残酷さだよ!!
それで、ああ…このエイリアン殺されちゃうのかぁ…(喜)って悲哀(半笑い)してたらですよ…
かかか、帰っちゃったよ!!普通に!!
いいの!?軍隊のみなさん!!上空でなんかいい感じになってるアイツ、いっぱい人殺してるよ!?
ミサイル持って来いミサイル!まだ間に合うって!…あーあ、帰っちゃった…
要するに色んな意味で浮いてたんですよ。エイリアンが。
アイツに感情移入させたいなら、もっと罪を軽くしないと。
だから重要な要素であるはずのエイリアンが、蛇足に感じるんです。
これこそ名作になりそこねた一本でしょう。