「彼らとともに、心が躍る体験を。」SUPER 8 スーパーエイト waxcafeさんの映画レビュー(感想・評価)
彼らとともに、心が躍る体験を。
話題の作品だったので、公開を楽しみにしていました。
朝一番の鑑賞で少し眠かったんですけど、
冒頭の事故シーンからグイグイ引き込まれて、眠気なんて吹っ飛んでましたね。
この映画の舞台は、1979年のアメリカ。
片田舎の小さな町で、映画祭に出品するため8mm映画制作に熱中する子供達が
ひと夏に体験する、エキサイティングでミステリアスな物語です。
巷ではETとか、スタンドバイミー的な…とか、スピルバーグへのオマージュ。
なんて言われ、思わず意識して観てしまいそうですが、
細かいことは考えず、作品の中の"彼ら"と共に冒険を楽しむつもりで観た方が、
より楽しめる気がします。
そうしてこの作品に接してみると、
とても懐かしい感覚が目覚めてきました。
子供の頃に感じていた独特のワクワク感や、ドキドキ感なんですけど、
大人になってから感じるそれとは全く別のもので、
気づいてみて、初めてその違いを体感できました。
あ~こんな楽しい感覚あったよなと、なんだか嬉しくなりましたね。
時代設定や彼らの年代、8mmカメラや映画制作といったエピソードも、
個人的な体験と重なる部分が多くて、感慨深いものが。
それもそのはず、J.J.エイブラムス監督って、僕と年代近いんですね。
国は違えど、同じ時代を生きた者に共通の感覚ってのがあるのかな。
そういう意味では、
この年代に近い方や、子供の頃、映画制作に憧れていたなんて方が観られると、
より一層魅力が増してくる映画のように思えます。
コメントする