「さあ!!!!冒険に出掛けよう!!!!」SUPER 8 スーパーエイト ロロ・トマシさんの映画レビュー(感想・評価)
さあ!!!!冒険に出掛けよう!!!!
結構、評価が割れてるみたいですねぇ。
うーん、何だろう。
「往年の」「スピルバーグの」「彷彿とさせる」の常套句を使わなくとも、充分、どの世代にも受け入れられる作品だと思うんですけど。
別に予習で『ET』も『スタンド・バイ・ミー』も観る必要はないし、ニュートラルで面白がってくれればいいんじゃないかなぁ、と。
「全ての映画ファンに捧ぐ」じゃ引いちゃう人も居ると思うんですよ。
だから意見が真っ二つに分かれちゃうというか。「そうでもなくね?」て気持ちにもなっちゃうというか。
普通に面白いし、普通に楽しめばいいと思うんですよね。
ド派手なクラッシュに胸躍らせればいいし。
エイブラムスのお家芸“見えそうで見えない”の多用も、なかなかスパイス効いてるし。
この、未曾有の“非日常”に巻き込まれる快感に、溺れればいいと思うんです。
つか…まあ、というのは、建前でw
自分はですね、この手の少年冒険モノには憧憬の想いがあって、余計に楽しめたってだけかもしれないです。
本当のところ。ハイ。
いやあ、だってガキの時分って、こんな仲間欲しくなかったですか?(もしくは居ませんでしたか?)
こんな冒険してみたい!と思いませんでしたか?
こんな少年探偵(?)団を結成したくなかったですか?
僕とあの娘と太っちょと博士とノッポとビビりと勉三さんとパパと軍隊と、そして…不穏に蠢く影。
役者は揃ってるじゃないですか!
舞台は整ってるじゃないですか!
あとはどうする?決まってるじゃないですか!
冒険でしょう!
冒険しましょうよ!
夏はこれからですよ!
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