神様のカルテのレビュー・感想・評価
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お勧め!!
8月27日封切りでした。で、僕はサークルの後輩の女の子と2人で29日に見に行きました。デートみたいですけどそんなにいいものではありません(笑)。月曜のお昼に行ったので来ている客は僕みたいな夏休み真っ盛りの大学生かおばちゃんたちだけでしたね。3日目にしてはお客さんが結構少なかったので興行収入が気になるところです。
宮崎あおいが大好きなんですが、思ったよりも落ち着きすぎているというか、原作のハルはもっとピョンピョンしてるイメージなんですが、宮崎あおいらしい、清楚さが目立ちました。最初のほうはそこに少し違和感を感じてしまいましたが後半では慣れました。
映画の内容は基本的に原作に忠実でした。若干、家(古い旅館を利用した共同宿舎のような家)の記述が少ないので学士殿とかの影が薄いです。という理由で原作を読んでない人からすると、お前ら誰だ、って感じかもしれません。ましてや学士殿が故郷に帰るシーンとかも、もっと学士殿の文学オタなところを披露してからじゃないとイマイチ面白みがなかったと思うんですよね~。なんだか唐突でした。でもまぁ感動的な仕上がりにはなってたと思います。映画は音楽があるところが強みだなぁと改めて思いましたね。笑いどころもしっかりとあって、観客のおばちゃんたちが爆笑してました。泣きどころも数か所あって、僕は泣かなかったですけど周りの人たちは泣いてました。一緒に行った後輩の女の子も泣いてました。
まぁ僕は演技の良し悪しは良く分からないので特にそこについては言及しませんが、僕は加賀まりこさんの演技がとても良かったと思います。加賀まりこさんが演じる末期がんの患者の遺書は、ズルイなぁと思ってしまうほど泣かせにきてました。あれはズルイです。ギリギリ泣かなかったですけど泣きそうでした。原作には無かった「神様のカルテ」というフレーズも出てきました。あぁ、神様のカルテってこういう意味だったのか、と理解したところでググッときました(我慢しました)。
で、・・・あれ!???
原作で俺が感動した部分がないっ!!!
『神様のカルテ』(1巻のほうです)で、大学病院に行って最先端の医療を学んで現在では治せない多くの病気を治療する方法を研究する道と、今まで通りに地方病院で馬車馬のように働きながら無力感を味わい続ける道とで悩み苦しんだのち、病院からの帰り道でハルと並んで歩いて、「これでいいのだ」と思いいたるシーンが映画にはありませんでした。なんてこったい。ずっとそのシーンがくるのを待っていたのに!!それが一番ショックな出来事でした。う~ん、あのシーンは必要なシーンだったと思うんですけどね。
でも自分の実感と周りの観客たちの反応を見る限り、みんな満足していたようです。一緒に行った後輩は「あたし、バレないようにしてましたけど、3、4回は泣いてました」って言ってました。地味な原作の割に、効果的に泣き所を作っていたので、僕は映画として評価されていいと思います。まだ観てない方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか!?
しっかり泣かされました
原作を読んで泣かされていたので、泣きのポイントは
判っていたつもり。
だから、映画館では泣かないで観れると思ったのに・・・。
しっかり映画館でも泣かされました。(笑)
原作との比較をしてしまえば、結構小さい箇所、大きい箇所と
違いは有りましたが、映画としてはしっかり楽しめ、泣かされ
心に残る一作になりました。
あえて気になった点を数点言えば、山々の風景を見るシーンで
もう少しクッキリ山が見えないものなのかなぁ・・・と。
あの街から見えるのは、あの位だからあえて忠実にだったのでしょうか?
オープニングに、宮崎あおいさんが山に居るシーンで、とても綺麗な
山の景色を見せてくれたので、余計に思いました。
それと、出演者みなさん素晴らしかったですが、加賀まりこさんの
死の前でも目力が強かったのは、力強く最後の際を生きたから?
それとも元々の目力が強過ぎ?(苦笑)
もちろん、映画の中の加賀さんは、とても素敵でしたが
ちょっと気になりました。
もう一つ、主人公の栗原先生の愛すべき変人ぶりは、もう少し
映画でも描いて欲しかったなぁ。
これだけ書くと、まるで面白くなかったかと思われそうですが
映画は本当に面白かったです。
わざわざ会社を休んで観に行った甲斐がありました。
それにしても私、涙腺、ゆるくなったかなぁ・・・。(^^;
白状します・・・ひやかしのつもり、でした
「白夜行」などの作品で知られる深川栄洋監督が、人気アイドルグループ「嵐」の櫻井翔、宮崎あおいを主演に迎えて描く、群像劇。
今だから、白状させていただきます。私、前世は確実に犬だったであろうと推測される顔の人気アイドル、櫻井翔を実のところ、ひやかそうという気持ちがありました。「ハチミツとクローバー」での某シーンの泣き顔が、近所の犬の空腹時の顔に酷似していた為に笑ってしまった事もあり、今回も泣いてしまうらしい櫻井氏の泣き顔・・・見たかったんです。
加えて、某カメラメーカーのCMキャラクターを任されている宮崎あおいが写真家・・やっぱり、カメラはオリ〇パスなのか?と、若干興味を惹かれて見に行きました。今だから、言いますが。
で、本作である。地域医療の抱える壁、葛藤を、強く深く紡がれる人間の絆を軸に描き出す人気ベストセラー待望の映画化。全編に渡って画面一杯に溢れ出す柔らかな空気、色合いの中で、若い医師の成長という図太い幹を彩るようなエピソードが無駄なく、絶妙なタイミングで織り交ぜられており、説教臭くなりがちな医療ドラマを無駄を削ぎ落としたユーモアで優しく包みこむ。
物語には二つのクライマックスが用意されているが、理想と現実、夢と壁、現代医学のあるべき姿と、一人の人間に開かれた未来。閉塞感のある現代にこそ輝く、人間の強い信頼と希望が満ち満ちる。描くエピソードは多岐に渡るが、それらを貫くのは「生きる」ことへの意志、勇気、喜び。
ベストセラーという大きな鳴り物をもって制作された作品だが、今を強く踏みしめて生きる私たちへの力強い応援歌として説得力ある演出をみせる作り手の技術、センスが最大限に発揮された意欲作、佳作といえるだろう。
さて・・櫻井さんに宮崎さんですが。夜のニュースキャスターを勤め、板についてきたアイドルは、難解な医療用語を前にしても胸を張って演じぬく力強さを身に付けていた。なで肩に白衣がぴったりである。柔らかさと、理性を兼ね備えた異色のアイドルの魅力を活かすという点では、本作の主人公は正にもってこいだろう。ただの犬ではなかった。泣きの演技は・・・観客の意見に委ねます。
遠くからみても分かるオリ〇パスのロゴが心憎いカメラマン、宮崎の可愛らしさ、凛々しさもさすがの貫禄。実力と味わいを兼ね備えたキャスト、スタッフの連携が見事に合致した娯楽の力。是非とも、秋の物寂しい一時にゆっくり、たっぷり味わって欲しい一本だ。
登場人物すべて愛すべき人でした。
原作の2巻読んでいるので、配役が原作のイメージと違うなと思いながら出かけました。でも映画としては素晴らしい映画でした。医者として不眠不休の仕事をしながら、先進医療の大学か地域医療か悩みながら、一人の人間として、周りのの人間にささえられながら、成長していくイチを演じる櫻井君。抑えて演技しているのがわかります。それの良き理解者ハルとのコンビは理想の夫婦だと思いました。アパートの住人が夢破れて、故郷に帰るときイチが言った言葉に涙ぐみました。アパートの住民も、本荘病院の人達も心が繋がっていると思いました。癌患者としても、そこまでくるまで、心身ともに相当苦しい思いしているので、お医者さんのちょっとしたやさしさに心すくわれると思います。松本の美しい景色と辻井さんの音楽も素敵でした。
わかるー!!
人は人に支えられてる。
医者として救えない命。どう接していくかは医者によって違うんでしょうね。
櫻井翔クン演じる栗原一止のような、人情味のある温かい医者はある意味、理想なのかもしれないけど、医者や患者、同僚以前にお互い人間で、やっぱり人は人に支えられながら生きてるワケで、その温もりに感動しました。
沁みた。泣いた。
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