「観応えありました」相棒 劇場版II 警視庁占拠!特命係の一番長い夜 tomotomoさんの映画レビュー(感想・評価)
観応えありました
テレビシリーズもほぼ観ている私と、私のガイド付きで最近観るようになった夫の2人で観てきました。
相棒の世界観を理解している私も、勉強中の夫も、2人とも楽しめる映画になっていました・・・が・・・。
最後のあの展開には2人とも「これで良いの・・・??」。
映画としてではなくドラマとの整合性という面でですが。
ドラマ版しか観ずにテレビ放映を待っている人たちへはどう配慮するのだろうと余計な心配をしてしまいます。
私自身、テレビシリーズをほぼ観ているとはいえ、連続ドラマを毎週必ず観ないと気が済まない(相棒に限らず)というタイプではないので、今シーズンも観たり観なかったり。
なので「え、今シーズンって、小野田官房長出てなかったっけ??」状態になってしまいました。
でもやっぱり映画の展開としても問題あるかな・・・。
あそこで殺される必要があったのでしょうか?
(しかも警視庁内で殺人事件が2件起こるって・・・。)
なんだか唐突な印象でした。
いくらクビになったからといって、元警察官があんなこと・・・。
夫に言わせれば、人質たちの中では、警視総監役の人と並ぶビッグネーム(笑)の石倉三郎に違和感を覚え、絶対何かやらかすと思っていたらしいですが。
相棒に限っては、「太陽にほえろ」形式でレギュラーメンバーを消してほしくなかったです。
ついでにもう一つ突っ込むなら、エンディングもやっぱり唐突な印象をぬぐえませんでした。
観客に判断をゆだねるという相棒方式は理解しますが、個人的には、いつものようにもう少し余韻を持たせた終わらせ方にしてほしかったです。
終映後の劇場内のざわめきの中、「続編、続編(があるに違いない)」という声が乱れ飛んでいましたが、相棒なので、それ(今回のストーリーの完全な続編として映画を制作すること)はないでしょう。
最後にもう一つだけ、劇場内が一瞬ざわめいたといえば、右京と官房長が2人で寿司屋にいたシーン。
理由の分からなかった夫に、「いつも小野田が皿をレーンに戻すから、それを期待した(?)人がざわめいたんだよ」と説明しておきました。