劇場公開日 2011年10月29日

「有り得ない設定を強引に持ち込んだ作戦勝ち」ステキな金縛り Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0有り得ない設定を強引に持ち込んだ作戦勝ち

2013年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

総合75点 ( ストーリー:70点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 必ずしも笑ったわけではないのだが、でも楽しいな話だった。被告に金縛りをした髷を落とした落ち武者の幽霊が、被告の無罪を証明する証人として法廷に登場して裁判をするなどという設定が愉快で、大胆で馬鹿馬鹿しい有り得ないそのような発想がいい。またそれを演じた西田敏行がまた愛嬌がある憎めない存在になっていた。細かな端役一つ一つにも有名俳優陣が出演していて、そこにも発掘すべき小さな楽しみが隠れている。落ち武者があの世に連れ帰られてしまった後では真面目な裁判の場面が目立ってしまって雰囲気が少し変わってしまったが、全体としてこの有り得ないことだらけの喜劇を楽しめた。

コメントする
Cape God