「「チェス」と「将棋」の違いが、「日米の文化」の違い」太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男 shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
「チェス」と「将棋」の違いが、「日米の文化」の違い
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映画「太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男」
(平山秀幸監督)から。
太平洋戦争、サイパン島での史実に基づいた物語、
そう理解しながら鑑賞すると、また違った視点が生まれてくる。
アメリカ軍の指揮官にとっては「武士道、自決」が理解できず、
どうして命を賭けて向かってくるのか、わからない。
そんな時、日本の文化を理解しているアメリカ兵が口を開く。
「自尊心の問題です。長い間に育まれた考え方です」と前置きをして、
一個の小さな木片を出し、説明を始める。
「これは将棋の駒です。敵と味方を見分けるのは、駒の向きだけです。
チェスと違い、大佐の駒がとられても、敵はその駒を捕虜にしません。
方向を変えて、大佐に対して利用できます、味方として。
日本人は主君への忠誠に重きを置きます。
捕虜となれば、新しい支配者に同様の忠誠を・・示さなければなりません。
捕虜になれば、天皇を裏切ることになる。
そうなるくらいなら、彼らは死を選ぶのです」
これは「武士道、自決」をわかりやすく説明しているな、とメモをした。
「チェス」と「将棋」の違いが、「日米の文化」の違いとなっている。
なるほどなぁ・・日本人らしいゲームだな、将棋は。
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