「ラストシーンが良い」太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
ラストシーンが良い
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今、戦争映画を作る一番の意義は、反戦映画である事。
なので、リアルで激しい戦場シーンや兵士たちの友情など無くても良いと思っている。
自由や愛する者が奪われていく一庶民を通して、戦争の愚かさ・残酷さを訴えた山田洋次監督作「母べえ」だって立派な戦争映画。
「パール・ハーバー」など言語道断。
今回の「太平洋の奇跡〜」は、リアルな戦場シーン、兵士たちの友情、そこに日本の戦争映画特有の大和魂も匂い、一歩間違えれば危うい戦争映画になっていた。
が、そう感じなかったのは、ラスト。
戦争映画は大抵、玉砕覚悟が多いが、彼らは投降してきた。
それは、恥じて捕虜になる為ではなく、正々堂々と戦い、生きていく為。
大場大尉の「生きろ」の一言が最後に響いた。
あくまでも個人感想だが、日本の戦争映画では、出色だと思った。
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琥珀糖さんのコメント
2022年11月27日
今晩は
「シン・ゴジラ」のレビュー拝読しました。
驚くほどのゴジラ愛と博識。
音楽も全部記憶してるんですね。
「新、真、神、進・ゴジラ」
私は新と真しか思いつきませんでした。
5年振りに観たのですが、忘れっぽい私ですが、
かなり記憶に残っていました。
傑作ですね。