「よく考えると怖い」フローズン ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
よく考えると怖い
クリックして本文を読む
いわゆるワンシチュエーションスリラー型作品。
まあよく色んなパターンを考えるもんだと思う。
作品のディテールとしては、リフトに取り残された3人の男女が何とか脱出を試みるだけの展開なのだが、1人目の男性が無理にリフトから飛び降りるが着地に失敗。「足が折れて骨が出てる」というセリフで説明はするが状況はまったく写さず、その本人の顔の寄りを映すのみ。その直後、狼の群れが現れて1人目は食い殺される。2人目は無事リフトから降りて助けを求めに雪山の斜面をスノボの板で滑っていくのだが、最後に何とかリフトから落下して助かった女性が同じく斜面を下っていくと、2人目の男性はさっきの狼達に食い殺されてる、というニュアンスを狼と血痕(を表現したと思われる赤い液体。にしてはどれも少量)のみで表現、という徹底的にグロシーンは排除。あえてこだわっているとすれば、1人目が落下して食い殺された翌朝、まだリフトに乗った状態の女性が素手で握っていたリフトの凍った鉄パイプから引き剥がすと皮がめくれるというシーンくらい。
まあ低予算であろう、ということはよく分かる作りなんだが、その割には狼の群れは数匹とは言え本物だ。
(もしかしたらただの犬かも知れないが)
しかしながらこういうストーリー展開は最少数で人間性を引き出したり、王道や意外性などバラエティに富んだプロットを用意しやすいという点ではアイデア次第では面白い作品になるはず👏
あえて言うなら、自分の感想しては3人とも助からないエンディングが面白かったかな、と思う😱
コメントする