洋菓子店コアンドルのレビュー・感想・評価
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それにしても武田鉄矢はよく轢かれなかったな
監督は脚本は『白夜行』『神様のカルテ』『神様のカルテ2』『そらのレストラン』『ドクター・デスの遺産 BLACK FILE』『法廷遊戯』の深川栄作
脚本は他に『リトル・サブカル・ウォーズ ヴィレヴァン!の逆襲』『ファミリア』『忌怪島 きかいじま』のいながききよたか
粗筋
一方的に別れの手紙を突きつけられ諦めきれない白場なつめは海千尋を鹿児島に連れ戻すために上京してきた
千尋が働いているはずの『コアンドル』に訪れたなつめだったが千尋は2日で店を辞めていた
原因は威張り屋の『コアンドル』パティシエール佐藤マリコのイビリと予測したなつめ
鹿児島のケーキ屋の娘のなつめは休日に千尋を探しながらコアンドルで見習いのバイトとして働くことになった
マリコとの口論をきっかけに千尋が働いているケーキ屋を突き止めたなつめだったが千尋と再会することによって失恋を受けとめ鹿児島には帰らずコアンドルで一人前のパティシエを目指す決心をつけた
その一方で娘の事故死のショックでパティシエを辞めケーキ評論家に転身した十村遼太郎
疲労で衰弱し歩道橋の階段から転げ落ち大怪我をしたコアンドルのオーナーの依子はしばらく店を休業することに
依頼された晩餐会も断る予定だったがなつめの説得もあり遼太郎はパティシエとして復帰し依子の代役を務めることを引き受けた
晩餐会成功の後に遼太郎は久しぶりに元妻に会い作った手作りのケーキを渡した
なつめは遼太郎の勧めで遼太郎や依子もかつて修行したパティスリーで一人前になるためニューヨークに旅立った
若いケーキ職人の成長記
コメディエンヌとしての蒼井優やっぱり最高
ケーキの色合いが素晴らしい
芸術品
食べなくても美味しいに決まっていると思い込ませてしまう
話としてよくまとまっている
嫌いじゃない
細かくアラを探せばキリがないがコンビニのケーキみたいなものだと思えば文句のつけようがないレベル
だけどなつめが同じ鹿児島出身ってだけであっさりパティシエ復帰するかな遼太郎
ちょっとそこだけは気になった
配役
鹿児島から彼氏の海千尋に会いに上京してきた鹿児島訛りの臼場なつめに蒼井優
かつては伝説のパティシエで現在は評論家の十村遼太郎に江口洋介
洋菓子店コアンドルのオーナーでシェフパティシエールの依子・ウィルソンに戸田恵子
コアンドルのパティシエールの佐藤マリコに江口のりこ
依子の夫でコアンドルのパティシエのジュリアン・ウィルソンにネイサン・バーグ
洋菓子店コアンドルで働いていたパティシエの海千尋に尾上寛之
遼太郎の元妻の花村マキに粟田麗
ダンプカーに轢かれ幼くして亡くなった遼太郎の娘の十村由実に山口朋華
休日に千尋を探していたなつめが訪れたケーキ屋のパティシエールにあじゃ
千尋が働いているケーキ屋の同い年の先輩で新しい彼女に岩井七世
遼太郎が経営していたケーキ屋で働いていた従業員に平野靖幸
評論家の遼太郎に新しいケーキ本の執筆を依頼する編集者に山村美智
評論家の遼太郎をパティシエとして誘ったレストランのオーナーにイアン・ムーア
マリコをスカウトするため会いにきた恵比寿のレストラン『Le monde』オーナーに嶋田久作
コアンドルの常連客で元舞台女優の芳川さんに加賀まりこ
芳川さんの芳川忠男に鈴木瑞穂
鹿児島に住むなつめの祖母に佐々木すみ江
【美味しいケーキは人を幸せにする。そんなケーキを一生懸命に作る人々の人生を背景に描き出した作品。江口洋介さんや江口のり子さん、そして蒼井優さんの確かな演技がこの作品を支えているのは間違いない。】
■パティシエ修行中の恋人を追って上京してきたものの、彼がすでに店を辞めていると知ったなつめ(蒼井優)。
ケーキ屋の娘であった彼女は一度は技量が足りずに依子・ウィルソン(戸田恵子)に断られるも、根性で、その店で働くことを許可され、伝説のパティシエと言われた十村(江口洋介)と出会う。
しかし、十村はある理由からケーキ作りを辞めてしまっていた。
◆感想
・久方振りに鑑賞。監督の深川栄洋さんは、オリジナル脚本にも拘る方で、映画館で鑑賞した際には大変面白く鑑賞した。
・改めて観ると、今作の魅力は九州から出て来た、訛りのあるなつめを演じた蒼井優さんが、それまで地方でケーキ作りの手伝いをしていたスキルから、洗練されたケーキを作るまでに成長する姿を、時にコミカルに演ずる姿なのだな、と思った作品である。
ー 鑑賞当時は、蒼井優さんの存在すらあまり知らず・・。鑑賞履歴にない筈だ・・。-
・更に言えば、哀しき想いを抱える伝説のパティシエと言われた十村を演じた江口洋介さんや、夏目に対し愛想のない態度を取っていた佐藤マリコを演じた若き江口のりこさんの存在感も光っている。
ー 店を仕切る依子・ウィルソンが、怪我をした中、洋菓子コアンドルに集う、なつめに説得された十村や好条件で他店に声を掛けられていたマリコの姿。-
<10年振りに鑑賞したが、当時は気が付かなかったが、矢張り蒼井優さんの演技は秀でたモノがある。
又現代邦画を牽引する江口洋介さんや江口のり子さん(ブルーのアイシャドウが、デヴィッド・ボウイみたいで、格好良い。)の確かな演技もこの作品を支えている。
一度映画館で観て、10年経って再度鑑賞するのも良いモノだなあ、と思った作品である。>
繊細で可愛いいスイーツたち!見ているだけで、心が華やぐ!
蒼井優、とにもかくにも蒼井優。 私はファンではありません。だってな...
甘くない人生に、ときどきスイーツ。きっと幸せになれる。
元気が出るケーキ?
ケーキ店より築地の方が似合いそうな薩摩おごじょ、なつめ(蒼井優)のパワー全開のエンジンに引っ張られてゆく感じ、伝説のパティシエ十村(江口洋介)も生気を取り戻します。それにしても最後の考え落ちは何でしょう。終わりをぼかすのは続編の目論みでしょうか。ポジティブで純朴な女の子を観ているとこちらも元気を貰えます、こういう負担にならない映画なら続編も観たいような気もします。ただ劇伴がケーキの華やかさ、ドリームにそぐいません、ジブリの久石譲さんは高望みとしても、折角の洒落たケーキ屋さんが舞台なんだからシャンソンの「街角(Coin de rue)」をオープニングに小さく流しておく位の遊びが欲しいですね。
月並みですが、買いにゆきます・・。ただ菓子パンの5倍はしますからたまにですけどね、どれにしようか迷うのも楽しみの一つです。ごちそう様でした。
可もなく不可もなく
先輩パティシエ役の江口のりこが一番良かった。あとシェフ役の戸田恵子...
先輩パティシエ役の江口のりこが一番良かった。あとシェフ役の戸田恵子が光っていた。シェフ良い人すぎる。
グルメ漫画にありがち主人公成長させ客の加賀まりこも良かった。ケーキ届けるシーンもぐっときた。
晩餐会準備のためマリコの家いってブチギレシーンとか、なつめが全然成長していなくて笑う。パティシエとしての腕が上がり人間としても成長していく物語かとも思ってしまうんだけど、それが軸でもない。マリコ引抜きの場面とかに尺使ったのにどうなったんだとか、毎度喧嘩して歩み寄るような場面が全くない、とかいろいろ気になる。いろいろありすぎて長さを感じさせないという。
それでも十村のパティシエ復活の兆し、なつめの修行への旅立ちという映画的にきれいな終わり方。それぞれ続いていく人生。
EDももちひろこさんの歌声もこの作品にぴったり。
まぁ、ホッとする映画ですね!
舞台は現代のファンタジー。
ザ・蒼井優ショー
パティシエを目指し上京した恋人を探してやってきた、ケーキ屋の娘・なつめ(蒼井優)。
表舞台から突然姿を消した、伝説といわれたパティシエ・十村(江口洋介)。
二人が出会った洋菓子店『コアンドル』を中心に繰り広げられる人間模様を描いた、あったかい映画でございました。
『蒼井優ちゃんワンマンショー!』
って印象がなくもないけど、それが全然イヤでもなかったよ。
ひたむきで何にでも真っ向ぶつかっていく、天真爛漫な魅力もさることながら、
逆に、『世間知らず』じゃちょっと済まされない、変な自信と傲慢さと無神経さも持ち合わせちゃってるなつめ…結構な困ったちゃんだけど、
蒼井優ちゃんのあの透明感との融合が、絶妙で面白かった(救われたとも言う…)。
ぴったりハマり役だと思いましたたのことよ。
また、そのなつめにいろんな意味で心を波立たされるマリコ(江口のりこ)の存在がスパイシーで最高だったな。
ぶっきらぼうな態度でさりげなく描かれている中に、
マリコの<葛藤>だったり<仕事や店に対する誰よりも真摯な想い>が詰まってるんだ。
なつめの行動にイラつきながらも、いろいろ気付かされていくんだね…うんうん、いちばん共感したよ。
もう一人の主人公・十村は、
深い悲しみを押し殺しながら、でも自棄にるワケでもなく淡々と暮らしている姿が、かえって切なかった。
『江口洋介?けっこう暑苦しいんじゃないの?』
というオイラの想像は、良い意味で裏切られたわ。
戸田恵子演じるシェフも、常連客の加賀まりこも、
厳しさの奥のでっかい優しさを感じたよ。
強い人なんだな…と思った。
そんな、個性を持った人達が毎日を送る中、何かとんでもない事件が起こるワケでもない。
ただ、全ての出来事が何かのキッカケとなりえるんだ。
日常って、こうして人と人とが繋がって影響しあって、紡いでいくモノなんだよな〜…って、穏やかに改めて教えてくれる。
そんな映画でございました。
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