「儚げな美しさを持つ映画」ぼくのエリ 200歳の少女 RAIN DOGさんの映画レビュー(感想・評価)
儚げな美しさを持つ映画
雪が積もったミステリアスなスウェーデンを舞台に、哀愁と不穏さを帯びた、儚げで美しい映画です。
雪印のマークにもなってる雪の結晶の形や、雪がもたらす、静寂さ、美しさ、儚さ、と内容がリンクします。
音楽や画作りなど、いろいろセンスが良くて、美的センスに、うならされ感嘆しました。
ほとんど、あらすじ読まず観たんだけど、最初から終わりまで不穏な感じでグイグイ引き込まれ、映画の中の世界に没入して観てました。
あとから調べて知ったんだけど、原作はベストセラー小説で、小説と同じタイトル『モールス』の名で、ハリウッド・リメイクも済んでるらしい。
そういや、ありましたね…そんな映画…(笑)
リメイクも観なきゃと思うけど、リメイクに関しては懐疑的。
汚しちゃいけない、不可侵の聖域のような気がする。
それぐらい、よく出来てるし、芸術的で、下手に触れないような美しさがある。
この映画にはボカシが入るシーンがあり、そのボカシに関して怒ってる方が多いのですが、ネタバレになるので言いません(笑)
観終わってから調べてみて下さい。
僕はボカシありの方が好きですよ。
出会えて良かった名作。
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