「繊細な心の」ぼくのエリ 200歳の少女 komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
繊細な心の
それにしても、主人公の母親は何とも辛い立場だ。夫は恐らく同性愛者で男を作って出ていったのだろう。息子は吸血鬼の少年(?)と駆け落ちをしてしまう。きっと、良くないものに吸い寄せられてしまう、または吸い寄せてしまう質なのであろう。
そうした性質は息子にも受け継がれているように思う。主人公はそんな両者の性質と中性的な容姿を持つことで、逃れられない宿命のようなものを感じさせられる。
そしてこのラストは、映画の最初へと繋がり無限にループしていくのだろう。
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