「土地、寒い、静寂、地面サクッ、小物かわいい」ぼくのエリ 200歳の少女 平一さんの映画レビュー(感想・評価)
土地、寒い、静寂、地面サクッ、小物かわいい
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邦題のミスリードはさておき、(ちょこんと側における程度のものではないですが)本当にワンシーンごとのカット角度、距離感が自分の好みと合いました。オスカーの自宅での様子とかもかわいらしくて素敵でした。
子役二人の表情が適度に豊かで、あまり大きくドンっと感情を表そうとせず、小さく沢山の感情を同時に浮かべるところに惹かれました。
てかオスカーエリが吸血鬼てことに薄々気づいてたよな。記事集めてたし
明るすぎず暗すぎず、映画全体の雰囲気を大事にしている感じがして、好感が持てました。
オスカーの行く末は一体、エリの真意は如何なものか。考えれば考えるほどおもしろい映画です。いつまでも生まれたての感情が続くはずもなく、いずれは熟年夫婦みたいに取って取られるの関係になるのか。
新たな門出に二人の思いは多少いや大きく違うのでしょうね。
忘れてはいけないこの映画、吸血シーンがカッコいいんです。なんというか、ヴァンパイアがしそうな世間にある(かもしれない)比較的スタイリッシュな殺戮を上手くかいているように感じました。
あとエリは200年も生きてるだけあって、間合い、駆け引き(殺戮的にも人間関係的にも)の取り方が上手い。これからも百戦錬磨でしょう。
ヴァンパイアと猫にはどういった関係が?(オスカーも立ち寄ったお店の猫に威嚇されてましたね、匂いかな?)
なぜあのタイミングでジャングルジムにきたのか、まるで何かを予期していたかのようですね。
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