「見てると体に力が入る作品」SP 革命篇 ringoさんの映画レビュー(感想・評価)
見てると体に力が入る作品
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とりあえず、アクション映画として楽しめる、ということは見てると体に力が入る作品でした。
そういえばダイ・ハードっぽいなと後から思いましたが、テレビシリーズからの流れがあるせいか、見ているときはあまり意識しませんでした。
ハリウッドの派手な銃撃戦中心のアクションとは違って、生身での肉弾戦が、より"削ぎ落とされた"、でもより"痛い"感じだったのも、原因の一つかも。
SPシリーズは、TVシリーズからあまり時間を空けずに映画を公開していたら革命篇だけでよかった気がします。テレビから映画まで時間がかかって、映画が二部構成になったのは、シリーズとしてちょっと間延びした感じになっちゃったかも。
内容に立ち入った部分でちょっと気になったことをいくつか。
尾形の行動の動機は、浅田総理への個人的な怨恨だと思うので、政治システムの転換=革命=大義のためというのが若干ズレている印象を持ちました。まあ、ものすごく違和感があるというほどではありませんが、あれ?この人は何をやりたいんだろう?と、ちょっと引っかかりました。
尾形から井上宛に書かれた封筒の中身が、映画内で明らかにされませんでした。確かテレビで、革命前日のストーリーをやっていたようですが、もしかしてあの中で描かれているのでしょうか?映画だけ見ていると、ちょっとすっきりしない気分が残りました。
まあいずれにしろ、アクションを楽しむ映画なので、重箱の隅を突っつくような指摘は野暮というものかもしれません。
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