君に届けのレビュー・感想・評価
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嫌いな恋愛物だが見やすかった
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主人公は昔から暗く、しかも髪型が似ているため、学校で貞子と呼ばれてた。
が、男1人・女2人が彼女の純粋さを理解してくれ、友達となる。
しかし自分と関わることで迷惑がかかると考えてしまい、葛藤する。
男はそんな主人公に恋をし、女二人も彼らの恋を応援していてくれる。
が、その男を好きな別の女生徒が主人公に「友達」ヅラして近づいて来て、
恋の邪魔をしようと陰険な策略を用いて来るが、友人たちがそれを看破。
ついに男がクリスマスは一緒に過ごしたいとコクるが、とまどった主人公は拒否。
が、大晦日の家族イベント中に我慢できんくなって、父に相談すると、
父は行きなさいと言ってくれて、逆告白みたいな感じでハッピーエンド。
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うーん、甘く切ない物語やね。
恋愛映画は嫌いやが、主人公が古臭くて暗いから、おっさんでも見れたわ。
それでも恋愛映画特有の、背筋がムズムズする感覚は随所であったけどね。
女友達2人との関係が微妙になった時の2人のセリフ、
「何やかんや言って私たち、気付いたら(主人公)の話してるよね」
いやあ、何か昭和時代によくあったような臭いセリフ(場)
正直、そんな奴いねーよって思うけどね。
大人になるって嫌なもので、その人の行動の理由を逐一考えてしまうわけね。
誰からも相手にされない人間を相手にするってのは相応の理由があるわけで。
1つは、授業をまとめたノート貸してくれたり、使える奴、従順な奴だから。
もう1つは、弱い奴を守るという自己満足を得ることが出来る相手だから。
(もちろん前提として、彼女らが根が優しかったというのもあるが)
そして主人公も、相手にして欲しいがためにノートを貸したりしている。
このように、彼女らの関係は美談でも何でもなく、
お互いがお互いを有益に使ってるだけで、学生友達なんてそんなもの。
主人公がいつも自分のことよりも他人のことを優先するってなってるが、
それも、自信のなさ&敵を作らないために身についた性質なだけ。
結局、特別でも何でもなく、普通の人間心理で説明できる行動に過ぎない。
つまり綺麗事のオンパレードの映画というわけである。
でも青少年向けなのだから、それはそれでいいと思う、
映画は人を感動させるためにあるのだからね。
少なくとも呆れるほどにアホみたいな演出にはなってなかったので、
あえて自分をピュアな気持ちにする事で受け入れることが出来た。
汚れた大人こそ、こういった純愛ものを見るべきなのかも知れないww
自己表現の過程
周りが持つイメージと、本当の自分のギャップ。
そこを乗り越えて、爽子も風早くんも思春期に自分を発信できるようになるまでの過程が描かれている。
ゆず「うまく言えない」PVの延長のような三浦春馬が、観る者を最後までずっともどかしい気持ちにさせる爽子を、ただただ待つ物語。
ひたすら1年近く待った挙句、「付き合うとか、無理っていうか、ごめんなさい」と断られたらそれは意気消沈凄まじいことだろう。
風早くんは、入学式の日から爽子を気になってはいたのだろうけれど、まだ爽子をよく知らず、大好きかどうかは確信に至っていない頃から、周りの目や噂に流されずに爽子に接している。桐谷美玲が好きになるのもわかるが、桐谷美玲、リサーチ不足だなぁ。まっすぐな男子が、裏でこそこそ手を回したり、化粧が濃い子を好むとは思えないもの。
ツッコミどころは満載。
あれだけ貞子貞子とからかわれていて、両親も爽子には目をかけていながら、なぜ髪の毛を切るよう助言しないのか?
どう見ても頭の良い学校ではないところに、なぜ勉強はできそうな爽子が進学したのか?
ショートカットの夏菜に見慣れていると、ギャルが夏菜で驚くが、とても似合っていた。
井浦新も、え、こんな役もやっていたんだと驚き。
三浦春馬が亡くなったことが未だ信じられない。
本当に来た役を一生懸命こなす、誠実さに溢れ、でも周りが持つイメージや期待とのギャップも抱えているような、深みや感受性もしっかりありつつ、まっすぐ向き合う人間性が、ファンまでいかずとも大好きだった。
この作品同様多部未華子と組んでいる、僕のいた時間。生前でも大泣きして見たのに、今はもう作品の内容と三浦春馬への喪失感が相まって、悲しすぎて見返す勇気がない。
漫画チックだが感動させられた
この歳になって高校生のドラマに感動するのもやや恥ずかしいけど、意外にも感動してしまいました。
マンガの映画化だけあって、いじめ、友情、恋愛がマンガっぽい展開、演技でしたが、そこが結構面白い。
三浦春馬の爽やか演技と多部未華子の清々しい演技が観ていて気持ちが良かったです。
「転校生」で主役だった蓮佛美沙子が脇役になってしまったけど、いいキャラクターでした。
あと、この映画の数年後、「世界で最も美しい顔100人」に日本人で何度かランクインした桐谷美玲が意地悪役で出ているのも見どころのひとつ。
※三浦春馬がいなくなった今見ると、別の意味で泣けてくる映画になってしまった。
多部ちゃん好きなら
話の内容としては
高校生の可愛らしい恋愛や友情物語
それほど大きな事件がある訳でもなく他愛も無い話と言ってしまえばそれまで
だが、多部未華子さんが好きなら話は別
世間ではブサカワ枠のような扱いですが全編通して可愛い可愛い
風早の回想シーンで桜の木の下で笑顔になるシーンはもちろん
涙を我慢して怖い顔になっているシーンもとても可愛い
何度も観たくなる笑顔でした
爽やかな青春
桜に囲まれて、爽子と翔太が初めて出会うシーンが美しかったです。
大人しく誠実な爽子、優しく眩しい笑顔の翔太2人の空気感がとても綺麗でした。
そして
多部未華子、三浦春馬の演技が上手い。
爽子がトイレで同級生から友達2人を庇った後、屋上で涙するシーン。爽子の心優しい感情が伝わってきて、思わず泣いてしまいました。
翔太、爽子、ちづ3人での放課後の服屋さんでのシーン。衣装をみて喜ぶ爽子を見て微笑む翔太。その直後に爽子と2人きりでないことを残念がる表情への変化。三浦春馬の絶妙な演技で、翔太の心境が伝わってきました。
全体を通して、爽子と翔太の優しく爽やかな甘酸っぱい恋愛、同級生との微笑ましい友情が描かれた素敵な作品でした。
こそばゆい爽やかな青春物語
あまり青春映画を見ないのだけれど春馬くんの作品は観ておこうとPrimeビデオで鑑賞。
マンガが原作というとこでこそばゆく時々みんな性格良すぎだろうと思うような事も多々ありつつ。
一途な気持ちをずっと持ち続けて空回りしながらも純粋な2人と友人達の物語と最後に想いが届く所がさらにじれったい。
春馬くんじゃないと出来なかった役だろうなと強く感じた。
このじれったくてなかなか手が届かなくてもっと続きを見ていたい状況は世界中の彼を思う人達が今感じている。
この映画を見るとさらに寂しさが募ってしまうかも知れない
青春だね🎵
三浦春馬が爽やかすぎる💕
蓮佛美沙子と夏菜が良い役でしたね~。
最近、蓮佛美沙子の良い役みてなかったので👍
桐谷美玲が悪役なんだけど、どうしても悪い子に見えない←いい意味で。
原作ファンとしては…。
あまりにもエピソードを詰め込みすぎて
主人公2人の気持ちが伝わりきらない。
千鶴の失恋もあの程度だったら入れない方が良かったのでは?
席替えや爽子が噂話に対して立ち向かうシーンはこの話のポイントとなるところ。あまりにも軽くて…。
キャティングは良かっただけに残念です。
トリオ
原作の方が何倍も面白いし、惹きつけられる。でも、コレもアリだ。
2次元が引き起こす誇張表現による落差は、実写版だとさすがに難しく、テンポに陰りがみえるのは致し方ない。
だけど、作品がもつ芯の部分は外していない印象だった。
爽子と千鶴と綾乃、このトリオの友情譚はオッサンが見てても尊くて眩しい。
実際は少女漫画よろしく恋愛が軸なのだけど、そのメインストーリーは届いた状態でエンドマーク。だが、こちらの友情物語は、届いてほしいという願いから、届いてそれがどんな変化をもたらしていったかまでを見届けられる。
だからこそなのかもしれない。
青春映画よろしくウザい芝居とかは散見されるのだが、主人公のキャラ上スローな展開を強いられた割には楽しめたように思う。
三浦氏は超が付く程爽やかで、ナイスなキャスティング。多部さんもさすがの役作りだった。ARATA氏に若干の浮遊感を感じ、この手のキャラは得意じゃないんだろうな等と考える。エンドロールには菜々緒とのコールがあって…あの菜々緒さんなのかなと思うのだけど、見返すまでの気力は湧かなかった。
龍の兄貴もエキストラに毛が生えた程度の扱いだし…そう思えば、なんかキャスティングがあんま良くなかったかなぁ。
君に届け
原作を読んでると映画はがっかりっていうのが多いけど、君に届けはかなり良かったと思います
原作を2時間に収めようとすると変な感じになる気がしたけど友情の部分と恋愛の部分とがきちんと描かれていたと思います
原作を知らない人には少し胸キュン度が足りないと感じるかもしれません。キスシーンもないし 笑笑
原作との違いは否めない
貞子スカート短かすぎやろ!
風早そこ笑顔いらんやろ!
やのちんギャル度低いやろ!
ピンが無駄にダサいやろ!etc・・・
つっこもうと思えば突っ込みどころは盛りだくさんだったけど
ほんまふっつーによかったよ!
きゅんきゅんしたし、
感動して泣いたし、
なんせ多部ちゃんがかわいい。
そしてちづ!最高でした!
あたしもともとちづ役してた子が
NHKドラマの七瀬ふたたびのときから好きだって
( まさかバッテリーのあの子だとは思わんかったけど)
気になってたけど、ちづめっちゃよかった!友達になりたい!
原作本を読んだ子に勧められて
観てみましたが…
三浦春馬が只々カッコよくて、そこは、キュンキュンしちゃうんだけど…
映画2時間だと多部未華子の役の主人公の良さがイマイチ伝わらずイライラしちゃう。
まぁ良い子なんだけどさ…イライラするかも。
ハッキリしてる私とは違いすぎて…
とくにクリスマス前のバス停でのシーンは酷すぎ。
でも、あの先生どーかと思ったけど良い事言ってた。
人のせいにしても、何も解決しない。
世の中は理不尽な事だらけ。
自分で解決するしかない。
たとえそれが人のせいでも。
そして恋愛が上手くいかない女3人で鉄板焼き食べて貰い泣きするシーンは良かったなぁ。
友達が、自分を信じないってことは、自分を好きだって言ってる人を信じないって事だと言ってた。
私も自分を信じてないからグサッと刺さりました。
気持ちを伝えるって難しい。
これねー社会に出ても付きまとうからなぁー
個人的には春馬も勿論大好きだけどチズちゃんに思いを寄せてる真田龍君が好きでした。
アーモンドっぽい女=桐谷美玲…笑笑
役者は揃っていたんですが…ね…。
あ〜!昔に戻りてえ〜!
『おと な り』:『虹の女神』の監督らしく、切ない青春初恋物語が胸を打つ。
原作のコミックも、アニメ化された作品も知らずに、実写化された本編のみでの感想。
個人的には満点です。やられました。
作品の基本ラインは、初めて出会った2人の若い男女の。まだ《恋》とは言えない“ときめき”を胸に秘めながら、やがてその狂おしいまでの想いを「どうにかして伝えたい…」感情の揺れ動きを映像化しています。
初めて出会った時にヒラヒラと舞い落ちて来た1枚の花びら。
その瞬間2人の間に、初めてと言える感情が沸き上がる。
完璧なる爽やかな彼。
完璧なまでに虐められキャラの彼女。
そのあまりのキャラクター設定には、始めの内は度々苦笑混じりに画面を見つめていた。
やがて彼女の本質を知っていた彼と、彼女の内面を知る事になる2人のクラスメート。
前半のクライマックスにあたる友情場面では、おじさん恥ずかしながら号泣しながら観ていました(汗)
いや〜友情っていいな〜♪
後半は一転して、好きな人に対してどうやったらその想いを伝える事が出来るのか…。登場人物達の1人1人が思い悩む。
正直言って、前半のテンションがMAXにまで上がり続けていた為に、後半の終わり近くまでは多少苛々しながら観ていたのも事実です。だからと言って、後半が酷い内容…って訳でも有りません。寧ろ後半だって前半に負けず劣らずでは有るのですが。まあそれだけ前半で感情移入させられていた証しでも有る訳です。
これまでの熊澤作品同様に、2人が会話する場面ではカメラが微妙に動き廻るのは同じなのですが。それまではどこか巧いのだけれど、何となくテクニック重視…な面が見え隠れしていたのですが。この作品での2人の若い男女による、“恋”とも“愛”とも言い難い、“切ない気持ち”の感情を表すのに、見事なまでに嵌った感が有りました。
等身大の高校生役を、悪役キャラの面々を含めて出演者達ほぼ全員が好演。中でも連佛美沙子が本当に素晴らしかった。もう今年の助演女優賞は彼女で決まりです。あくまでも個人的ですけどね(苦笑)
多少の不満が有る事は有ります。タメ口の先生のキャラクター設定は、おそらく原作のコミックを知らなければ訳が解らないだろうし。彼女が大切にしていた1枚の花びらは、その出会った時の“ときめき”の象徴なのだから、映画本編を締めくくるのはやはりその花びら舞い落ちる場面こそが相応しい…のでは?と。
そんな不満を抱きつつも、画面上に映る若い人達を羨ましく思いながら見つめていた。
「ちきしよ〜!こいつら青春してやがるな〜!!」
(2010年10月9日TOHOシネマズ錦糸町No.8スクリーン)
※日付けは公開年度
つまらん・・・
修学旅行帰りのバスの中で見させられたんですが、途中で寝てしまいました!
単純にも程があると思います・・・あまりにもつまらん!
みたい人はTVでやるの待ったほうがいいです!
多部ちゃん、可愛い。
久しぶりに、もう一度観たいと思える邦画でした。
たしかに、マンガの、あの量を、2時間で描こうって、無理あるよね…
この作品こそ、前編・後編に、わけてもよかったのでは?
その無謀さを考えると、この作品の出来は、お見事。
キャストがいい。
三浦春馬、多部未華子。
多部ちゃんは、ハマってますね。
冒頭も、お手本通り、ナレーションから入るから、感情移入しやすいし、全編とおしての優しい演出も好感がもてる。
友情と恋。
その脚本のバランスも、さぞ、難しかっただろう。
いい作品である。
草食系にも届け。
劇場予告と小冊子を眺めてみても、あまりそそられず…
あ~これは中高生向けの恋愛モノね♪という感覚でいた。
実際に観たら、なかなか爽やかな物語に仕上がっていた。
ま~何というか、非常にじれったい話でもあるのだけど^^;
主人公と彼女を好きになる男子が、まぁステキ♪ってほど
プラトニックを貫くところが若い子たちにはどう映るのか。
…なんて思ったりしていた、オバサンの私^^;
この主人公の、貞子(なんてあだ名だ!)改め、爽子ちゃん。
多部未華子ってどこが可愛い?(ゴメンね^^;)と思う観客の
イメージをピッタリ自分に填め込んだ演じようで、なかなか
可愛かった。ま~だけど、こんなに奥手な女の子を観るのも
昔の学園モノ以来という気がした。昨今のドラマじゃ高校生
とは思えない言動の子が多いし^^;
でもってお相手の三浦春馬くん。芸歴が長いというこの子の
棒読み体制の演じっぷりが今までイマイチだったのだが^^;
なんとも爽やかな男子に仕上がっており、こちらも好感触。
ただ…前述したようにどうも私は(ゴメンね、オバサンだから)
こんな男子がいるわけないじゃん!?な発想が浮かんできて、
ここまで爽やかさんだと(ホント爽やかから出来ているタイプ)
かえって気味が悪い^^;この頃の男子って頭の中ピンクだろう
と(普通ならね)思うのだ。まぁ少女漫画にそれはないか…^^;
草食系が悪いとは言わないけれど、オトコがオトコ化しない
ことに私は問題があるように思えて仕方ない。だから後半で、
ちゃんと風早くんがオトコだ!(爆)と思えたのが嬉しかった。
彼氏も友達も初体験の爽子、にとってはどう振舞えばいいのか
その辺りのたどたどしさもじれったいが…まぁ可愛い^^;
思えばご両親にとても可愛がられて育った娘さんなのだ。
彼女がどんなにいじめられても、酷いことを言われても、
周囲に対し敵対心を抱えないのは一重に愛に満ちているから。
とても優しい女の子に育ったことを、両親は誇りに思っていい。
これからは友人や彼氏と(問題を抱えつつ)悩んだり苦しんだり
成長しながら、すてきな青春時代を歩んでいけばよいのだ。
いいなーv若いって。羨ましいぞっ!(最後まですいません^^;)
(実際にこういうカップルがいたのだ。高校の頃。先輩だったな)
爽やか
原作ファンのため、期待はせずに観に行きました。作中に流れる雰囲気や、キャストの皆さんの細かい演技など、原作をイメージして作られたのがわかりました。最初は風早君を三浦春馬が演じる事に抵抗が多少ありましたが、風早君は恐らく誰がやってもなにかしらのクレームはつくかもと思います。でも笑顔はとっっっても爽やかでした。多部未華子ちゃんはとても爽子を丁寧に演じていた印象です。ちづやあやねの演技も泣けました。あとはやっぱり、2時間位の中で爽子と風早君が付き合う、という所まで持っていってしまうのはいささか急ぎすぎの感は否めません。爽子の誕生日まで位で2人が見つめ合って終わっても私はよかったのではと思いました。
急ぎすぎな部分を抜かせば、原作から感じる胸がキュンとなるような甘酸っぱい感覚やドキドキは感じられましたし、雰囲気もよかったので、観に行ってよかったです。
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