「切れはいまいちの「アデル」男性陣のメイクが汚すぎる」アデル ファラオと復活の秘薬 KGRさんの映画レビュー(感想・評価)
切れはいまいちの「アデル」男性陣のメイクが汚すぎる
リュック・ベッソン脚本監督。
ルイーズ・ブルゴワン、マチュー・アマルリック、ジル・ルルーシュ、
ジャッキー・ネルセシアン。
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登場人物を整理しておこう。
自分自身が死にそうなジジイの科学者で死者を蘇らせる研究に熱心な
エスペランデュー教授(ジャッキー・ネルセシアン)、
冒険作家で実際に現地取材も欠かさないアデル・ブランセック(ルイーズ・ブルゴワン)、
博物館の助手でアデルにあこがれているアンドレ・ズボロウスキー(ニコラ・ジロー)、
アデルの妹、アガサ(ロール・ド・クレモン=トネール)、
アデルを目の仇にしている冒険家のデュールボー(マチュー・アマルリック)、
パリ警察の敏腕?警部、カポーニ(ジル・ルルーシュ)
こんなところでいいかな。
原作はどうも漫画らしい。
みんな特殊メイクなのか実年齢や他の映画の出演時と大きく風貌が違うので、
えっ、あの人?って感じです。
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お気楽、ご都合映画ではあるけど、いまいちキレがなかったように思う。
リュック・ベッソンにしてはセリフが多い。
フランス語は「私はフランス語が喋れません」と「たばこは吸わないでください」
「これは何ですか」くらいしか喋れないので、あんなに早口でまくしたてられたら
面白いんだか何だかよくわからない。
ラストに「あれ」を持ってきて、続編なんか考えているんだろうか。
それとも別の意図があるのか。
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アデルはフランスTVのお天気お姉さんで、コスプレで有名な人らしい。
エスペランデュー教授救出作戦はそのパロディというか、オマージュというか、その類?
男性キャストのほとんどは汚いメイク、老けメイクだった。
エスペランデュー教授は見た感じ90歳でも100歳でもおかしくなく、
演技中にほんとに死ぬんじゃないかと心配したが、
実際には、キャストのジャッキー・ネルセシアンは、1950/11生まれ、まだ59歳だ。
また、敵役(かたきやく)のデュールボーはとても汚く、
「007慰めの報酬」のグリーンと同一人物とはとても思えなかった。