「ツッコミどころ満載」岳 ガク ひなひなさんの映画レビュー(感想・評価)
ツッコミどころ満載
普段映画もドラマもアニメも見ない人間なんですが、たまたま原作を数冊読んだので見たくなって見てみました。
そしてあまりにツッコミどころ満載なのでレビューしたくなり、そのためだけにここに登録しました。
そしてこれまた山にも雪にもアウトドアにも縁がないのですが、そんな人間でもツッコミたくなるとこばかり。
長編映画なのにオムニバスみたいな作り方のせいですごい薄っぺらい。1話完結って主人公やその周りの設定深く作れないし、連作短編だとかなり時間かかるから個人的にはドラマ向きだと思ってるんですけど(本当は小説やマンガのが向いてる)、映画でもよくあるんですか?
レビュー読んで本当に雪山で撮ったと確信が持てるまで、CGじゃないのかという疑いが晴れませんでした。
1番ツッコミ入れたくなったのは最後の親子の救助ですよね。
雪崩に巻き込まれてあんなにあっさり何事もなく生きてるんですか?しかも最初は足怪我してるような演技してたのに…
それはね、主人公補正ってことでいいんですけど、問題は長澤まさみの方です。
クレバスの中で、足切断ってありですか?
しかもあんなに簡単に切れるものなの、ピッケルって。それなら持ってるの怖い…
足切断するとして、その前に切るところの上をきつく縛らないと。そのシーンあるだけで違うと思うんですが。太い血管切るからそっちでショック死か失血死しそうなんですが。ただでさえ死にかけてるのに。
そして意識ない2人を足怪我してる(であろう)主人公がクレバスから担いできたんですか?
そんで心臓止まった人間があんなに歩けるんですか?
全身麻酔して手術したことありますが、意識戻ってもあんなこと出来ない自信があるんですが、山岳救助隊って超人の集まりですか(真面目に言うと、多分人間として超人だとは思うけどそういう意味じゃない)?
ヘリコプターから見えてるのに無視とかあるんですか?
いつも思ってるんですが、あのロープに要救護者と隊員2人で捕まってある程度の所まで降りるとか出来ないんですか?
他の方のレビュー読んだら、フォールしないと書いてあったので、それはホッとしました。
とりあえずこの作品は、登山(特に雪山登山)させたくないんだなー、と思いました。
私は部屋で本読んでいれば満足なので、こんな危険な趣味なくてよかったという啓蒙を受けました。
あと、今の陛下が登山ご趣味ですが、皇太子時代に周りの方にご迷惑をかけれないので槍ヶ岳に登りたいけど諦めているというのが、今回で納得出来ました。
確かにこんなハードな山、皇族方には登らせられません。
他の方何人かがお書きになっている山が綺麗だったというのも、普通にドキュメンタリー見ればこんなもんだよね、くらいにしかなりませんでした。
皆細いし、あんなで救助できないじゃろ。
小栗旬くらいは体型合わせるために体重増やしたとかあるのかと思ってたけどないんですね。ファンの人すみません。