「green will vs yellow fear」グリーン・ランタン everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
green will vs yellow fear
宇宙人を見ても全く驚かず、蘇生を試みる主人公Halにまず驚きました…。
仲間として認められるために1人で悪と戦うという感じですね。3600人も仲間がいるのにね〜宇宙人冷たいなぁ。地球人舐められてるな〜。
父親の死がトラウマとなり、失うことへの恐れから、恋愛も仕事も逃げてばかりで続かないHal。地道にコツコツと研究は続けていても認められず、有力者の父親を前に劣等感の塊で、悪に染まるHector。ヒーロー役も悪役も、どちらも中途半端なlosersです。等身大でないから共感できないという批評も見られますが、どちらも極端な不遇でないことはある意味とても現実的な負け組だと思います。確かに外見からすれば、彼女も射止めてHalだけ恵まれているように見えますが…。アメコミにありがちな、身体の弱いいじめられっ子がスーパーパワーを身に付けヒーローになる、という主流からズレる点が評価の分かれめでしょうか。
戦闘は想像による創造が全てだからか、映像は幼稚に見えて、実写化には合わない漫画ですかね。しかし内容は哲学や心理学に通じる所もあると思いました。
"Your will turns thought into reality."
↓ringをlifeに置き換えると格言になります。
"To master the ring, you must learn to focus your will, and create what you see in your mind. The ring's limits are only what you can imagine."
"Fear is the enemy of will. Will is what makes you take action; fear is what stops you and makes you weak... makes your constructs feeble."