リメンバー・ミー(2010)のレビュー・感想・評価
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超スロー映画
冒頭にショッキングなシーンが出てくる。それが後でどう繋がってくるんだろう・・・ってのが気になってしばらく見ていたのだが・・その後の展開が退屈極まりない。 ストーリーに観客を引きつけ続ける力がない。さして応援したくなる主人公でもない。大した問題が起きるわけでもない。どうなるんだろうとハラハラさせるものもない。超スローテンポで話が進んでいく。恋愛映画が好きな人だったら見ていられるかもしれないと思った。きっと脚本家も自分の書いたお話があまり面白くないと思ったのだろう・・・最後に関係ないものをくっつけてなんとか面白いものにしようともがいた。
この映画の良いところは写真の美しさだ。 何気ない部分も非常に美しく撮れている。おまけに使っているレンズが味わいある。一体どこのメーカーのなんというレンズで撮ったんだろう?カメラオタクはぜひ見るべきだ。そしてもちろんこの映画はフィルムで撮影されている。偉い。監督よ、映画はフィルムで撮れ。
ラストはちょっと反則気味
タイラーとアリー。それぞれの父親がピアース・ブロスナンとクリス・クーパーが演じているため、ある程度安心して見ていられる作品。二人の恋愛模様と細かな事件、妹のキャロラインのイジメ問題などはかなり大雑把。しかも、青春恋愛モノとして暴力やキレっぷりが描かれ、ちょっとオッサンにはついていけない部分もあった。
そんな単純なストーリーなのかと思っていたら、刑事に復讐どころかやられっぱなしのタイラー。エイダンというルームメイトも単に最低ヤローだったけど、友人思いなのは伝わってくる。そして、面白くないのはTVドラマの総集編といった感じの雑な編集によって、途中経過をすっ飛ばしてくれる。
タイラーの兄の自殺、アリーの殺された母親など、暗くのしかかってはくるけど、どうやって締めくくるんだ?などと、とりあえずは最後まで見なきゃ・・・と、簡単に考えていた。すると、どうだろう。終盤になってBGMがどんどん暗くなる!え?誰か死ぬの?
キャロラインが何かを書こうとする黒板にはその日の日付が・・・2001、11、September
ちょっと反則気味の展開に驚かされ、こりゃ涙なしには見れない!主人公だけじゃなく大勢の犠牲者のために泣かざるを得なかった・・・
吸血鬼よりすごくいい演技ですロバート・パティンソン。 家族や恋人を...
吸血鬼よりすごくいい演技ですロバート・パティンソン。
家族や恋人を思う気持ちが愛おしくなる。
お勧めの作品です。
ラスト、10分前までは5点
ラストまでは、すごく良かったのに
(互いに必要とする不器用な恋愛)
最後からのとってつけたような急展開
出てる人、誰も救われないって・・・・。
地下鉄に乗れるようになったのは、なんでなんだろう??
低空飛行からの衝撃
最初は、ロバートパティンソンが出ていたので興味をそそられ借りただけの映画でした。
そんな始まりでしたが、これは2012年後半もっとも衝撃を受けた映画のなかの1つ。
「家庭環境から心にそれぞれのものを抱えた男女の、少し深みや含みをもたせたラブストーリー」で終わるのかと思いきや・・・
結末のあまりの衝撃に驚きを隠せませんでした。
現実はむしろ、そうなのかもしれませんね。
「なにかいい映画ない?」という友人には最近は必ずこれをおすすめしています。
ベタな展開に萎えるも、思わぬラストにしんみり
父への反発からすさんだ行動を取り続ける青年タイラー。
ある日警官に逮捕されたタイラーは、警官の娘アリーを誘惑。やがて真剣に恋に落ちる…。
「トワイライト」のロバート・パティンソン主演のラブストーリー。
全編にほろ苦い雰囲気を漂わせ、ジェームズ・ディーンの路線を狙ったのだろうが…
暗い過去を持つ若い男女が惹かれ合ったり、出会いの真相がバレて「私の事騙してたのね!」のお決まりの展開になったり…ベタベタ。
正直ダレていた、終盤までは。
妹が学校でいじめられた事をきっかけに、タイラーは父との関係を修復する。アリーともヨリを戻す。
そして終盤。タイラーは父のオフィスで父を待つ。そこは、二つ建ち並ぶ超高層ビルの中。時は、2001年9月11日…。
思いもよらぬ終盤の展開に驚いたが、あの事件はアメリカ人の心に深い傷を残し続けている。
突然奪われたタイラーの命。
しかし、家族の心に、アリーの心に、忘れられはしない。
そこで初めてタイトルの意味が分かり、しんみりとさせられた。
邪念を捨てて見るべし
最初に言っておこう、ジャンルはヒューマンドラマ、恋愛ドラマじゃないと思う
映画はしょっぱなからそれを否定してる
つきなみな恋愛映画目腺でみると映画が伝えようとしてることが半減してしまうのでご注意を
この作品の最初のポスターは、エンディングを示唆した映画のコンセプトにも合っていたものだったのにやめてしまった
結局、映画会社は興行成績を優先して、時のスターの恋愛映画として売った
映画にとってはロブ人気を利用しない方が良かったのに、、、充分スクリーニングをやったのだろうか
アメリカでは先入観で軽く見られて散々な批評を受けた
こんなことならロブには亡くなってしまったデニス・ホッパーと貴重な共演で良い勉強になったはずの
「パーツパービリオン」に出演した方が良かったかもしれない
でも母国に反して世界的な興行成績が優秀だった事は嬉しい、海外では余計な偏見がなかったからかな?
制作総指揮にロバート・パティンソンの名前がクレジットされてる
彼自身の演技力、カリスマ性は十分感じられてファンは大満足
観てて一回もトワイライトのエドワード役とダブる事がないのが驚きで
普通の人を演じることができるんだ~と感心
経験を積めば積むほど、可能性が広がる役者さんだと思った
彼をハンサムかと言うとどうなのだろう(笑)
映画の中では他の役者にはない惹くものがあるのは確かで、それが何であるかは今はまだわからず、言えない
なんかジョニー・デップのような匂いがする
こ~んな地味な作品を選んだ彼はアート系で派手なメジャー路線には興味はないそうな
ファンはいろんな映画で彼の芝居を見てみたいのにね
映画はコンセプトが「喪失」からの「再生」という重いテーマ
家族を失った、残された若者の心の痛みが、恋人との交流をきっかけに徐々に癒され
その瞬間を生きることの大切さに気づいていく、20代入り口の青年の心の機微が描かれてる
アレン・コールター監督「ハリウッド・ランド」を観ていれば、今作の演出方法は抵抗なく理解できるし
NYの学生生活も、妹とのほのぼのシーンも凄く良かった、音楽もいいんだわ
残念なのは、この映画の原作および脚本家の頭には「暴力」それも唐突な「青天の霹靂」という隠れたテーマがあったそうで
これをもう少しわかりやすく意味づけして織り込んでいたなら、エンディングも誤解されず、より深い映画になってたと思う
最後、恋人がかつて母を亡くした苦しい記憶を乗り越えるシーンがあって、あの表情がこの映画が言いたかったすべて
親と子の葛藤、グリーフケアを体験する繊細な青年の感性を感じることができる、グッドムービーお勧めです
ラブ・ストーリー<人間ドラマ
心のあり方を問う、重い映画です。
でも 青春+ロマンスもあって、わりと “観やすい”かもしれません。
映画のポスターからは想像できないほど 問題山積み。。 親子の確執、自殺、離婚後の家族、別離、とつぜん奪われた命、いじめ、娘と父、自虐。。 これらを 113分で表現しようと試みる監督、まさに チャレンジャー。。
『トワイライト・シリーズ』の後だから、もう 少し爽やかな感じでいてほしかったのに。。 ロバート君、なぜに この役を引き受けたのでしょう… まぁ演技はよかったですけど。 特に会議中の父ちゃんに 怒鳴りこんでいくシーンや、“鬱(うつ)なの?”と思わせる 冷やかな笑みを浮かべるところは、印象に残ってます。
リアルさを出すためか、生活感あふれる部屋で暮らす ロバート君。 ってか汚すぎ。。 お風呂場でのラブシーンも、「その前に 掃除してください」と言いたい。
身勝手父ちゃんを演じた ピアーズ・ブロスナン。 『007』のときより 良かったと思います。 後半、お互いに心を開いていくシーンなんかは ホロっとさせられました。
妹役の ルビー・ジェリングちゃん、かなり大人の演技。 『シャッター・アイランド』にも 出演中。
ロバート君の友人に テイト・エリングトン。(声としゃべりが)ベン・スティラー似で 面白いこと言うかなと期待したけど、不発。
ヒロインに エミリー・デ・ラバイン。 顔も演技も あまり印象にのこらず。 母親が殺されるのを目撃したのに、トラウマがない感じも キャラを薄くしてました。 さいご、笑顔だったのも イマイチ理解できない(私だけかしら…)
ヒロインのパパ役に クリス・クーパー。 演技派の俳優さんですが、今回の“干渉しすぎるパパ”ってのは ハズレかも。 愛情よりも “執着”のほうが強すぎて、コワい。。
ヒロインのママ役、出だしで すぐ殺されちゃうんですけど、マーサ・プリンプトン。 『グーニーズ』に出てた 女優さんです・。☆
時代背景(年代)を いちいち提示してるのはなぜに?と思ったら、最後に“911”で さらにどっと重くなりました。。
映像的には ロバート・パティンソン☆ファン向き(『ニュームーン』の時より たくさん映ってます!) ただハッピーエンドはないので、心の準備をして観た方が 無難です。
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