日本一過激なアイドル映画
この宣伝文句に偽りなし!
この映画、三人の監督がオムニバスでなく、一つのストーリーとして撮っているのがスゴい。その方法にも興味があったんだけど、三者三様でそれぞれの持ち味を生かして、実にうまくまとまっていると思います。
第一章の坂口監督。さすが、アクション畑の人間、戦闘シーンに釘付けです。 商店街を舞台にした凄絶アクションは、迫力満点です。
第二章の井口監督。やっぱり中心人物だけあって、ストーリーの中核を支えています。相変わらずの大ボケ、おふざけも健在です。って言うより、それこそがメインかな。
第三章の西村監督。見事にまとめてくれました。血のりの量も半端じゃない! やっぱり、この3人、B級映画界の巨匠です。
とは、言ってもこの作品、過激ではありましたが、やっぱりアイドル映画です。アイドルが主役ということもあって、井口作品にしては、エロの部分が物足りなかったかな。
戦闘少女の三人、みんな可愛いんだけど、10年以上前の作品ということで、皆どこ行っちゃったんだろう。
杉本有美さん、たしかゴーオンジャーに出てたと思うんだけど、アクションシーンがカッコよかった。あんなに可愛いらしい顔が血のりでベッチョリと・・・。人を傷つけまくる商店街のシーン、ワンカット15人切りなんてアイドル映画史に残る壮絶なシーンじゃないでしょうか。(なんてね)
クールな高山侑子さん。あんまり知らなかったんですが、すごいきれいな女性だと思います。そして、役柄とは違う素顔のあどけなさ。メイキングビデオが、ホンっと可愛かった。
いかにもアイドルな森田涼花さん。タコぐちの異様なメイクであっても、本当に可愛らしい。シンケンジャーの時もそうでしたが、まさしく癒し系です。ビデオに付いていたスピンオフドラマも可愛らしい魅力満載で面白かった。
こんな三人が血まみれになるんだから、過激なアイドル映画以外になんて言ったらいいんだろうって感じです。
それから、いとうまい子さんとか、竹中直人さんとか、有名どころが脇を支えるのも、なかなか良かった。