「良く出来ている、監督も俳優も。だが・・・」あしたのジョー としぱぱさんの映画レビュー(感想・評価)
良く出来ている、監督も俳優も。だが・・・
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往年のボクシング巨編の実写化作品。
遅ればせながらやっと観れました。
観終わっての感想は冷静に受け止めている自分が少しいやだった。
一言でいうと良く出来ているし、俳優も頑張っている。
山下智久もアイドルの枠を超えて顔変形させながらすごい肉体を作っているし、本当にボクシング学んだんだって事が良く分かる方の入ったパンチ打ってる。伊勢谷友介の役者魂には本当に感服するし、香里奈の演技も悪く無い。香川照之さんは本当にボクシング好きが表れている感が溢れている。
脚本も原作に忠実だし、監督も原作を忠実に作っていると思う。
しかし、しかし、何かが足りない。
うまく言えないが心を揺さぶる原作の感動が入ってこないのある。
多分、私の頭の中のジョーとこの作品のジョーは、微妙にずれている。自分勝手な感想なのは承知しているのだが・・・。
野生児っぽいジョーに対して端正な顔立ちの山下智久はルックスが良すぎる(無理言ってるとは思いますが・・・)伊勢谷友介はスマートすぎる、香里奈は純日本人の清楚なイメージのお嬢様と異なるし、香川照之さんの丹下団平は少し若すぎる。といった少しずつのずれが自分がこの作品に感情移入できない理由なのかも。
なので-0.5としていますが、原作のファンはイメージを崩さずに実写化されただけでもOKです(同時期のヤマトはひどかった)
好き勝手いいましたが。いい作品であることは間違いない。
最後に賛同派の方やファンの方ごめんなさい。
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