「イタリアの世界遺産が舞台となる、陰謀、茶番、ウィルス、WHOが登場する作品」インフェルノ Don-chan(Daisuke.Y)さんの映画レビュー(感想・評価)
イタリアの世界遺産が舞台となる、陰謀、茶番、ウィルス、WHOが登場する作品
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大雑把なあらすじは、目覚めたら一部の記憶を無くしていたロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)が、女医シエナ(フェリシティ・ジョーンズ)と一緒に病院を裏口から抜け出し、イタリアの世界遺産の街フィレンツェおよびヴェネチアで観光旅行をしている人たちの裏側で一生懸命逃げたり謎を解いたりして、多くの人の命を(とりあえず)救いながら、ラングドン教授のラブロマンスもある。
ストーリーは意外と単純で、どんでん返しもあって、世界遺産も多く登場する。
ヴェッキオ宮殿の木造の天井裏も見ることができ、イスタンブールの地下宮殿バシリカ・シスタンは、どうやって作ったのかとても不思議で、おそらく現代より高度な文明があった痕跡だろうなと思ったり、そんな凄い場所の数々をもっとゆっくり見たいけど、急がなければならない状況で呑気なことを考えている場合ではないのだった。
未来の人類のために自分と多くの人の命を犠牲にすることが正しいと思っている組織があるとすれば、それは洗脳された宗教団体のようでもある。そのような組織によるテロのような計画が秘密裏に実行されることが現代では可能なのだろうか。
いろいろ想像が膨らむ。
今作視聴後に知った情報だが、同タイトルの原作小説(私は未読)はシエナの言動が納得できる描写で、ラストは阻止が失敗し、不妊になるウィルスがまき散らされてしまう。ラングドン教授のラブロマンスは無い代わりに世界遺産の蘊蓄がたっぷりあって面白いらしい。
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